ATOM Genesis(アトム ジェネシス)始動。誰もが企画に関われる秘密結社|AKIBA EDEN 山田様
IPホルダーの許諾を得た「公式の二次創作」であるNFT、ATOM Genesis(アトム ジェネシス)が5/22に販売開始され、無事に完売いたしました。
そのATOM Genesis(アトム ジェネシス)を牽引するのがAKIBA EDENです。
AKIBA EDENはNFTプロジェクトである以上に「クリエイターコミュニティ」であり、「つくる人を増やす」という信念のもと運営されています。
今回は、そんなAKIBA EDENの目指すコミュニティとプロジェクトの姿について、プロデューサーの山田様にお伺いしました。
クリエイターネットワーク『AKIBAEDEN』とは?
「公式の二次創作」とは?
「公式二次創作」とは、版元(IPホルダー)の許諾を得た二次創作を指します。
クリエイターの二次創作によってIPの価値が上がるのであれば、その二次創作を公式のものとして発表することによって、IPに関わるステークホルダー全員にメリットがあります。
まず、クリエイターは「〇〇の公式クリエイター」となるため、クリエイターとしての箔がつきます。
次に、既存のIPを保有する版元にとっては、IPの価値が上がるメリットがあります。
さらに、二次創作で得た収益を版元へ還元できれば、版元としても気持ちよくIPを活用させていただけるのではないか、という仮説のもと、プロジェクトを進めています。
『公式二次創作』第一弾は『鉄腕アトム』
株式会社AKIBA観光協議会(本社:千代田区、代表取締役社長: 加賀 秀祐)は、同協会運営のクリエイターコミュニティ「AKIBA EDEN」のクリエイターチームと株式会社手塚プロダクション(本社:東京都新宿区、代表取締役:松谷孝征、以下「手塚プロ」)が連携する初の二次創作NFTプロジェクト「ATOM Genesis」(https://www.akiba-eden.com/)において、アニモカブランズ株式会社(“Animoca Brands Japan”、世界的WEB3企業Animoca Brands Corporation Limited "Animoca Brands"の戦略的子会社)およびAnimoca Brands傘下のMADworld(“MADworld”)とプロジェクト提携し、鉄腕アトムの誕生日である4月7日からグローバルプラットフォームにてNFTシリーズのプロジェクトを開始することを発表致しました。
ついに始動した『ATOM Genesis(アトム ジェネシス)』
――AKIBAEDEN様の『公式二次創作NFT』とも呼べる『ATOM Genesis(アトム ジェネシス)』の本格始動とNFTの完売、誠におめでとうございます。
山田様(以下、山田)「ホルダー方、拡散いただいた方々のおかげで、完売いたしました。改めまして皆さまありがとうございました!」
――改めてではありますが、『ATOM Genesis(アトム ジェネシス)』はどのようなNFTなのかお伺いしたいです。
山田「ATOM Genesis(アトム ジェネシス)は、鉄腕アトムとのコラボNFT企画です。具体的には、日本の様々なアーティストさんに、手塚プロダクションの(日本を代表する)IPである『鉄腕アトム』を、自由な表現でアートコラボレーションしていただいたものでございます。」
――具体的にはどれくらいの規模感になるのでしょうか?
山田「今回のプロジェクトに関わるアーティストさんとして、約40名の方と連携させていただきました。」
山田「これを『リミテッドNFT』として展開。クリエイター様が創った限定のNFTです。我々が今回、展開するNFTコレクションの中で、最も価値のあるNFTとして展開いたしました。」
――『今回』ということは、今後も継続的に『公式の二次創作』に取り組まれるのでしょうか?
山田「はい。今後もAKIBAEDENは様々な企画とコラボしていく予定です。どのコラボに関しても、アーティストさんが創る『リミテッドNFT』を、我々が発行するNFT商材の中で最も価値のあるものにしていく予定です。ユーティリティについても、最も有益なユーティリティを付与することを予定しています。」
――ユーティリティの部分もお伺いしたいです。
山田「まだ構想をまとめている段階ではあるのですが、AKIBAEDENの中で『メンバーシップカード』のようなSBTを発行することを考えております。」
――SBT。つまりは『譲渡不可能なNFT』ですね。
山田「はい。その前提があったうえでNFTとしてのユーティリティで申し上げると、この『メンバーシップカード』のランクが上がっていくような基本設計で考えております。」
山田「そのようなランクに応じたユーティリティをユーザーさんが獲得することができるよう、設計をしている最中です。」
山田「例えば、(AKIBAEDENの)コミュニティの中におけるロールの付与であったり、新しい企画への優先アクセス権であったり、いわゆる『AL』の付与であったり、AKIBAEDNが今後行う企画に対する投票権・意思決定権であったりなど、様々な特典を得られるように考えております。」
――意思決定権。いわゆるガバナンストークンのようなユーティリティも検討しているのですね。
――コミュニティ内での『プライム会員』のような形だと感じました。
山田「また、それにプラスしてAKIBAEDENのオリジナリティが伝えられるようなものも提供したく、そのコレクションごとのユニークなユーティリティというのも都度検討していきます。」
山田「基本的には(AKIBAEDENの公式アーティスト様が作成する)リミテッドNFTなのですが、それ以外にもジェネラティブNFTを展開しようと企画しています。(今後色々な企画を打ち出していきますが)どんな企画にも、そのアーティストさんがコラボしたリミテッドNFTと、運営の方で準備したコレクションのジェネラティブNFTという2種類を発行する予定です。」
山田「私たちの信念として『クリエイターさんに貢献したい』という点がありますので、基本的にはAKIBAEDENに参画するクリエイターさんを支えたり、その方のクリエイティブに還元できるようなものを、(NFTの)ユーティリティとしてプラスアルファでご用意していきたいと考えています。」
――『会員証』にあたるNFTと、『クリエイターコラボ』のリミテッドのNFT、そして世の中に多く流通する『ジェネラティブ』のNFT。この三種類でAKIBAEDENのプロジェクトのコアが成り立っていると理解しました。
誰もが『クリエイティブの主役』になれるコミュニティ
――先ほどのお話で、ガバナンストークン、つまりはNFT一つにつき一票を持ち、コミュニティ内部の様々な意思決定に参画できるというお話を伺いました。
――ということは、NFTの購入を検討する際に『どのようなコミュニティ設計なのか?』という点を気にされる方も多いと思います。
――AKIBAEDENの構想するコミュニティ、あるいはDAOは、どのような形を目指していくのでしょうか?
山田「まず、NFTホルダー専用の部屋ができます。その部屋では、AKIBAEDENの今行っているプロジェクト、あるいはこれから立ち上がっていくプロジェクトに対して様々な議論をしていきたいと考えております。」
――NFTを保有することで、AKIBAEDENがこれから企画していくことについて、ユーザーであると同時に運営にも携われる、そういう位置づけになるのですね。
――まさしく、『完全招待制の秘密結社』ですね。差し詰めNFTは参加権のような形でしょうか。
山田「そうですね。我々の企画としても、今後様々なものをコミュニティ主導で動かしていきたいと考えています。そして、先ほど述べた通り、メンバーシップカードがあり、プラスアルファでNFTを保有していただいたり、クリエイターとして参加していただいたり、そういった一つ一つのアクションでどんどんランクを上げていただいて、そのコミュニティ内で関与できるコンテンツの範囲をどんどん上げていくような、そういう一種のロールプレイを楽しんでもらえるといいなと考えています。」
――AKIBAEDENというプロジェクトに対して、ある意味『メンバー』として多方面にかかわることができる。なんだかワクワクしますね。
――単なるNFTとしてとらえるのではなく、そのプロジェクトの一端を担うという体験を得られることは、個人的には非常に価値があると思います。
――前回インタビューさせていただいたときに、クリエイティブをしていなくても、クリエイティブが好きな人なら誰でもAKIBAEDENに参加していただきたいと仰っていたと思います。
――そのお話を聞いている私からしたら、今回のメンバーシップのお話はある種伏線のように感じました。
――絵が描けなくとも、クリエイティブができなくとも、クリエイティブへの愛があればプロジェクトメンバーとしてかかわることができる。
山田「そうですね。他のNFTプロジェクト様でも行われていることではあると存じますが、そういったいわゆる『貢献度の高い方(や熱量の高い方)』が所属しているチームから、(ユーザー発信の)新しい企画が生まれたりすることもあります。」
山田「私たちは、そういった『AKIBAEDENの(ユーザー発の)スピンオフプロジェクト』のようなものを立ち上げるような機会もどんどん作っていきたいと考えています。」
――そういった『ユーザー発のアイディア』を生むにあたっては、そのプロジェクトのコンセプトや方針が非常に重要視されてくると思います。
山田「AKIBAEDENの方針としては、Discordの中で『AKIBAEDENの指針』を『三つの戒律』として掲げています。それがベースになってくると思います。」
一、つくる人をふやし、つなげ、ひろげる
世の中には様々なクリエイターのコミュニティが点在・混在しています。
それをひとつに集めることができたら、
想像もできないような面白いことが起こるかもしれません。
ゲーム、イラスト、アニメ・・・日本が誇るアキバカルチャーをキーワードに
職能も所属もこえて、クリエイターが集う場所、それがAKIBA EDENです。
一、誰かのために、価値を提供しよう
我々のコミュニティでは、
アーティストがファンを増やし、
ファンがホルダーになり、
ホルダーがアーティストをタレントにする。
自分ではない、誰かのために価値を提供することで、
AKIBA EDENの価値向上のサイクルが循環し、拡大していきます。
一、AKIBA EDENに関わる全ての人が創造者となる
コンテンツを…
つくる人(アーティスト)
所有する人(ホルダー)
応援する人(ファン)
その全てが、AKIBA EDENのクリエイターです
我々EDENの民全員によって、楽園は創造されていきます。
山田「我々が今後運用していくコンテンツとして、まずはIP紐付けのコラボ企画が主コレクションとして展開されております。それとは別に、AKIBAEDENのオリジナルのコンテンツを生み出していきたいというのが大きな目標としてあります。」
山田「そのオリジナルの企画というのは我々が準備するものもあるかと思いますし、先ほど言ったようにそのコミュニティの中からのアイディアで生まれてくる可能性もあると思います。」
――『公式の二次創作』だけではなく、AKIBAEDENのオリジナルIPということですね。
山田「はい。最初はいわば『準備されている』仕組みに則って、AKIBAEDENというコミュニティを楽しんでもらえればそれで良いのかなと考えています。でも、そこから何か一歩踏み込んで、『自分もそのクリエイティブの中心に居たい』と感じる方はどんどんコミットメントを上げていってもらって、一緒に良いコンテンツを作っていけたら嬉しいです。」
――誰であろうと、どんな人であろうと、コンテンツの作り手となれる世界ですね。
山田「せっかくAKIBAEDENコミュニティに参加していただいたので、何か面白いことを自分発信でやれて、かつ自分も含めたコミュニティの全体に何かその利益還元ができたり、何か有益なものが提供できる可能性もある。我々が目指している(三つの戒律の一つである)『誰かのために価値を提供しよう』にも繋がってくると思います。」
『つくる人を増やす』チャレンジ
――「アイディアがあっても色々なリソースがなくて実現できない」というパターンもあると思います。
――アイディアを継続した事業体まで持っていくとか、ビジネスサイクルを回すまで持ってくのは労力もコストもいろんなものがかかってしまうので、そういったところをAKIBAEDENのコミュニティのサポートが得られるなら、心強いですね。
――一人じゃできないけど、みんなが居ればできる。そんなコミュニティになりそうです。
山田「ありがとうございます。でもこの取り組みが、最終的には『つくる人を増やす』という我々の一番の核にある価値観にマッチするのかなと感じています。」
――多くの企画が誕生する未来予想図がイメージできます。
山田「私としては、数えきれないくらい多くの構想が出てきてほしいと思っています。一方で、この構想は『運営していく中で初めてわかる』部分も多いと思っていて、その時々で出てきた課題に対してちゃんとケアしていけるような、(コミュニティのメンバーに対して)誠実な対応を引き続き取っていきたいなと思っています。」
山田「あとは、あまりに失敗を怖がりすぎないでやっていきたいと思っています。今まさに我々そういったことを、日々繰り返して勉強させていただいてるところですが、もし仮に失敗したとしても、ギスギスするのではなく、みんなで『これもっとこういうふうにすれば良かったよね』というように、生産性のあるコミュニティにしていきたいと思っています。」
――非常に素晴らしいご方針だと感じました。まだまだ始まったばかりの『AKIBAEDEN』の挑戦を、引き続き応援させていただきます。
AKIBA EDENは、クリエイティブを愛するすべての人を歓迎する秘密結社です。
「公式の二次創作」という新しい概念を生み、その第一弾として「鉄腕アトム」の公式二次創作NFTを4/7に始動させることを発表。
5/22に第一弾のNFTを販売し、無事に完売。
次世代クリエイターネットワークと「つくる人をふやす」という理念のもとに、各プロジェクトを進めています。