最高のエンターテイメントを生み出す 世界へ挑むグリーグループが求めるエンジニア像とは

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最高のエンターテイメントを生み出す 世界へ挑むグリーグループが求めるエンジニア像とは

グリーグループは「インターネットを通じて、世界をより良くする。」をミッションに、ゲーム・メタバース事業において世界的な人気コンテンツを創出している企業です。

ゲーム業界のトップランカーであるグリーグループは、現在グローバル展開を前提にした新たなブロックチェーンゲームを開発しています。
世界で戦うグリーグループが持つ唯一無二の強みとは?そしてグリーグループが求めるエンジニア像とは?
グリーグループWeb3領域のトップを務める村田様にお話を伺いました。

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  1. 1グリー株式会社
  2. 2村田 卓優様
  3. 3「素晴らしいゲームを作る」土台としてのWeb3
  4. 4世界に挑戦する企業としてのグリーの強み
  5. 4.1強み①|長期的な利益を見据えた最高の開発環境がある
  6. 4.2強み②|フラットな目線で最高のコンテンツを追求する
  7. 5『新しい作業を作る』グリーが求めるエンジニア像とは?
  8. 6グリーの積み上げた歴史から、新たなゲームを作り出す

グリー株式会社

グリー株式会社は「インターネットを通じて、世界をより良くする。」をミッションに、明日をより豊かにしていくためのサービスを作る企業です。ゲーム・アニメ事業、メタバース事業、コマース事業、DX事業、マンガ事業、投資・インキュベーション事業など幅広く事業を展開しています。

メタバース事業では『REALITY』が全世界1000万ダウンロードを記録し、日本発「世界で戦えるメタバースサービス」として注目されています。

ゲーム事業ではWright Flyer Studiosが手掛ける『ヘブンバーンズレッド』がGoogle Play ベスト オブ 2022にてベストゲーム大賞を受賞しました。

グリーグループ メタバース事業 Web3事業 の求人一覧
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村田 卓優様

「素晴らしいゲームを作る」土台としてのWeb3

――本日はよろしくお願いいたします。

――前回のインタビューに引き続き、グリー様が手掛けているブロックチェーンゲームに関するお話を聞かせていただきます。

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近年、分散型のインターネットを指す「Web3」と、3DCGで描かれた新しい世界「メタバース」がバズワードとして注目を集めており、日本の名だたるゲーム会社が各社参入を表明しております。 その中でひときわ目立つ取り組みをしているのがグリーグループです。設立は2004年。15年以上もゲーム業界のトップランナーとして走り続けている同グループは、イーサリアムのL2チェーン「Polygon」のバリデーターとして参入し、スマートフォン向けメタバース「REALITY」は、世界合わせて1000万ダウンロードを誇る。紛れもなく、同グループはWeb3とメタバースの両輪にグローバル視点で取り組む日本のチャレンジャーです。 今回は、グリーグループのWeb3領域のトップを務める村田様に、世界に本気でチャレンジするグリーグループの取り組みと、Web3時代のマーケティングについて伺いました。

――前回の取材の印象では、グリー様はWeb3領域に挑戦するための地盤を形成することを強く意識している風に感じました。

――改めて、グリー様について簡単にお伺いしたいと思います。


村田「グリーグループでは『素晴らしいームを作る』ことを目的に、ゲーム事業・バリデーター事業・投資事業を中心に事業展開をしています。」


――今後、NFTゲーム(以下、Web3ゲーム)に挑戦する上でバリデーター事業や投資事業はどのような形で活かされるのでしょうか?

村田綿密な協働関係の構築によるノウハウの共有インフラの構造的な理解に繋がっています。」

村田「Ave Lab様やPolygon様、Oasys様といったブロックチェーンの開発・運営元の方々と関係性を構築しています。Oasys様には投資事業においても関わらせていただき、他にもYGGJapan様への投資を通じてブロックチェーンゲーム自体に対する投資も行っています。」

村田「そうした関係性の中で、ブロックチェーン自体に関する知見を共有したり、具体的なマーケティングプランを考えたり、様々な点で協力し合っています。」

――相当に力を入れていることが伝わります。

村田「現在ではウォレットやマーケットプレイスの自社開発も進めています。開発を通じて自社内でブロックチェーン技術に関するノウハウを蓄積し、問題が発生した際に自社で原因究明ができるようにするためです。」

――今後リリースするブロックチェーンゲームがどのブロックチェーンでリリースされるのかは、現状では未定なのでしょうか?

村田「はい。Web3領域で活躍するプレイヤーや企業から学びつつ最終決定をしたいと考えています。」

世界に挑戦する企業としてのグリーの強み

――現在では非常に多くの企業がWeb3領域に挑戦していますが、その中でグリー様が持つ強みについてお伺いしたいと思います。

村田「主に二つあると思います。一つ目は長期的な利益を見据えて、常にベストな状態で開発に取り組める環境があること。そして二つ目は最高のコンテンツを作るために、フラットな目線で世界中のサービスを見渡すことができることです。」

強み①|長期的な利益を見据えた最高の開発環境がある

村田「グリーグループの特徴の一つとして、グループ内でのノウハウの共有が非常に素早いということがあると思います。」

村田「親会社や子会社という区別自体はあるのですが、その壁が他の企業に比べてかなり薄いと感じます。ブロックチェーンゲームはREALITYの方で開発をしているのですが、Wright Flyer Studioでプロデューサーをしていたメンバーがプロデューサーを務めています。こういった形で会社を横断する形で人材やノウハウが共有されています。」

――ブロックチェーンゲームを作る上で、グリー様の他のゲーム事業で積み上げたノウハウが十全に生かされる形になっている、ということですね。

村田「はい。先述した幅広く構築したリレーションも含めて、ブロックチェーンのノウハウとゲーム開発のノウハウが高いレベルで両立しています。」

――お話を聞いていて、まるでスタートアップのような柔軟性と対応力をお持ちだと感じています。

村田「そうですね。新しい領域に挑戦するときに、スタートアップと同じくらい敏捷に動ける点もグリーグループの強みです。」

村田「同時に大企業としての経済基盤や既存事業のノウハウやインフラを生かして、長期的な利益を見据えて時間をかけた開発ができる体制も整っています。高いレベルの環境に身を置きながら、万全な状態で腰を据えて新しい領域に挑戦できる、という点がグリーグループの最大の強みなのだと思います。」

強み②|フラットな目線で最高のコンテンツを追求する

――二つ目の強みである「フラットな目線で世界中のコンテンツを見渡すことができる」とは、一体どのようなことなのでしょうか?

村田「端的に言ってしまえば『世界の中の一企業』という意識があるということです。」

――海外市場を強く意識している、ということでしょうか?

村田「というよりも、海外市場、日本市場という区別を特段意識していないということです。」

村田「私たちが持っている考えとして、『グリーグループが日本の企業であることは偶然である』というものがあります。」

村田「海外市場やグローバルという言葉が語弊を生んでいる部分もあるかもしれませんが、ビジネスとして考えた場合、日本と海外は一対一対応の概念ではありません。厳密に言えば1か国対195か国となります。」

村田「ですが日本を中心として見ると、どうしてもそうした対応関係で市場を見てしまうことがあります。その結果、日本の事業者との関わりが深くなりすぎてしまい、海外展開を見据えても上手くいかないことも多々あります。」

村田「特にWeb3の領域においては、日本以上に暗号通貨が浸透し、盛り上がっている市場が各国に存在します。そのため海外展開が半ば前提となり世界中の事業者の中で最適な選択をする必要があります。」

村田日本や海外といった概念に囚われずに、フラットな目線で最適解を選ぶことができるそれだけ本気でグローバルな市場を作れる、というのがグリーグループの非常に大きな強みです。」

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『新しい作業を作る』グリーが求めるエンジニア像とは?

――グリー様では現在、ブロックチェーンゲームに携わるエンジニア職を募集されていると伺っています。

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――ブロックチェーン領域に挑戦する以上、やはりブロックチェーン関連の専門知識を持ったエンジニアであることが必須条件となるのでしょうか?

村田エンジニアとしてのゲーム制作経験を持つことは必須ですが、ブロックチェーンプロダクトの制作経験は必須ではありません。」

村田「ブロックチェーンゲーム全体を通して見てみると、ブロックチェーン自体に関係するソースコードは意外と少ないんです。」

村田「我々のチームのエンジニアも最初からブロックチェーン関連の専門知識を持っていたわけではなく、元々はインフラエンジニアであるメンバーが比較的多い状況です。」

村田「とはいえブロックチェーンプロダクトに関する知識はもちろん、今後様々な技術がゲーム制作に新しく求められるようになると考えられます。新しい技術を積極的に紐解いて理解して、そして活用をしながら新しい産業やプロダクトを作っていくことができる人と一緒に働いていきたいと思っています。」

――非常に重要な観点だと感じます。

村田「そうした変化に適応しつつ、わからないことはわからないとちゃんと言える、その上で理解するためにやるべきことを考えられるような真面目さも重要だと思います。企業規模で一丸となってゲームを作る必要があるので、真面目に周囲の人と一緒に働いていける方であればいいと思います。」

――ブロックチェーンエンジニアであること以上に、自分で自分を育てることのできるしっかりとしたエンジニアをお求めだと感じました。

グリーの積み上げた歴史から、新たなゲームを作り出す

――個人的に、今回のグリー様の挑戦は、これまでの集大成のようなスケール感があるように思えます。

村田「そうですね。グリーグループが約二十年間一貫してきたビジョンが新しい形で体現されるという意味で、非常に意義のある挑戦だと感じています。」

――一貫してきたビジョンというものを、改めてお伺いしてもよろしいでしょうか?

村田モバイル領域×新しい技術で新しいエンターテイメントを作る、という考えです。これはモバイルゲーム事業を行っていた時代から全く変わることの無いグリーグループの根底にある価値観です。」

村田「グリーグループはこれまで成功したこともあれば、大きな失敗をしてユーザーの皆様にご迷惑をおかけしたこともあります。ただ、そうした様々な経験があるからこそ、今こうして会社として盤石な体制が築かれ、攻め時や引き際を的確に判断できる企業になったのだと感じています。」

村田「ゲーム事業では2022年に『ヘブンバーンズレッド』でソーシャルゲームとしてトップに立つことができました。メタバース領域においてもユーザー数が爆増し、事業開始当初とは比較にならないほど好意的な声を頂いています。グリーグループとしての歴史が結実してきているのだと感じています。」

村田「実力と向上心のある方がスキルアップしながら世界に向けて挑戦できる環境が、グリーグループでは整っています。グリーグループの価値観に共感していただける方は、ぜひ一緒に挑戦していってほしいと思います。」

――本日はありがとうございました。今後のグリー様のご活躍を楽しみにしております。

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マリノ
ライター

マリノ

メタバース×心理学に興味がある人間です。NFTやブロックチェーン関連のインタビュー・記事執筆も担当しており、Web3全般に関心が広がっています。最新技術の社会実装というテーマで有益な情報を届け続けたいです。ねことゲームとお城と温泉が好きです。

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