【ゲーム業界用語集】UMG（Unreal Motion Graphics）とは｜意味や解説

「UMG（Unreal Motion Graphics）」はゲーム開発エンジン「Unreal Engine」で使用できる機能の1つです。

「モーショングラフィクス」とは文字やイラストなどの素材にアニメーション効果をつける機能です。
アニメーション効果をつけることで視覚的に分かりやすく、印象に残りやすいデザインとなるため、YouTubeや企業広告など、様々な場面で使用されています。

Unreal Engineでは特にUI(ユーザーインターフェース)やUX(ユーザーエクスペリエンス)をデザインするビジュアルオーサリングツールを「UMG（Unreal Motion Graphics）」と呼びます。

「UMG（Unreal Motion Graphics）」はUI(ユーザーインターフェース)を作成したり、デザインすることなどが可能です。

具体的にどのようなことが可能なのか、1つずつ見ていきます。

Unreal Motion Graphics (UMG) で作業を開始するためには、Widget ブループリントを作成する必要があります。
ブループリントはコードを書かずにゲームの動作やデザインができるUnreal Engineの機能です。

レイアウト後にそのUIをゲーム内で表示させるには、別のブループリント内で、Create Widget ノードと Add to Viewport ノードを使用してそれを呼び出す必要があります。

プレイヤーの操作に合わせてUIを制御できます。
例えば、プレイヤーがボタンをクリックするなどのアクションを起こした時に、対応した何らかの反応を起こすようにプログラミングすることが可能です。

Widget ブループリントを使用することで、UIウィジェットのアニメーションの実装と制御が行えます。
ボタン表示のフェードイン、アウトなどの設定をすることが可能です。

通常のゲーム開発だけでなく、VRやARアプリケーション開発にも対応しています。
 

UMGはゲーム開発者にとって非常に便利なツールで、ユーザーの快適性を向上させ、魅力的なUIを提供するために役立ちます。