メタバース転職|UI/UXデザイナーとしてメタバース業界に転職できる?

メタバース業界は急速に発展しており、UI/UXデザイナーの転職先としても魅力的な選択肢となります。本記事では、UI/UXデザイナーとしてメタバース業界へ転職し開発・制作に関わりたい方に向け、その魅力や将来性・転職方法などについて詳しく解説していきます。
コンテンツ [表示]
- 1メタバース業界のUI/UXデザイナーとは?
- 1.1メタバース×UI/UXデザイナーの役割
- 1.2メタバース×UI/UXデザイナーの魅力
- 1.3メタバース×UI/UXデザイナーの年収
- 2メタバース業界のUI/UXデザイナーの将来性
- 2.1メタバース×UI/UXデザイナーの需要
- 2.2メタバース×UI/UXデザイナーのキャリアパス
- 3メタバース業界に転職するために必要なもの
- 3.1メタバース×UI/UXデザイナーに必須のスキル・資格
- 3.2メタバース×UI/UXデザイナーにあると便利なスキル・資格
- 3.3メタバース×UI/UXデザイナーに求められる人物像
- 4メタバース業界未経験でも転職できる?
- 5メタバース業界への転職活動とは?
- 5.1メタバース×UI/UXデザイナーの求人の探し方
- 5.2メタバース×UI/UXデザイナーの志望動機のポイント
- 6まとめ|UI/UXデザイナーとしてメタバース業界に転職しよう!
メタバース業界のUI/UXデザイナーとは?
メタバースは、現段階で明確な定義はありませんが、一般的には「スマホやパソコンなどからアクセスできるオンライン上の仮想空間サービス」の総称とされています。
アバターを介して他のユーザーとコミュニケーションをとることができ、イベント開催や物の売買などが現実世界と同様にできる様々な活用方法が生まれています。
経済産業省が2021年に公開した「仮想空間の今後の可能性と諸課題に関する調査分析事業 報告書」においては、メタバースを「一つの仮想空間内において、様々な領域のサービスやコンテンツが生産者から消費者へと提供」されることとして仮定義されています。
参考:仮想空間の今後の可能性と諸課題に関する調査分析事業 報告書|経済産業省
近年メタバースは大きく普及しており、制作に関わる職種でメタバース業界への転職を検討している方も多いのではないでしょうか。
その選択肢の一つであるUI/UXデザイナーがどのような仕事なのか、役割・魅力・年収について解説します。
↓ メタバース×UI/UXデザイナーの求人はこちら ↓
メタバースについてわかりやすく知りたい方は、こちらの記事も是非ご覧ください。
メタバース×UI/UXデザイナーの役割
メタバースのUI/UXデザイナーは、メタバースプラットフォームのクオリティや評判に関わる重要な職種です。
求人ではUI/UXデザイナーとして募集されていることが多いですが、UIとUXは似て非なるものなので、それぞれの役割と二つの関係性を説明します。
UIデザイナー
UIとはユーザーインターフェースの略称で、ユーザーと製品やサービスとをつなぐ接点のことを指します。見た目や使いやすさなど、ユーザーが目にするもの・操作するもの全てが含まれています。
メタバースのUIデザイナーは、ユーザーが直接触れるインターフェースの設計をすることで、直感的な操作・メタバース内の情報や機能へのアクセスのしやすさを可能にします。
UXデザイナー
対してUXとは、ユーザーエクスペリエンスの略称で、ユーザーが製品やサービスを通じて得られる体験のことを指します。ユーザーがサービスを利用している間やその前後の感覚などが含まれます。
メタバースのUXデザイナーは、ユーザーがメタバース内での体験を円滑に行い満足感を得るために必要な手段を提供することで、「楽しい」「心地良い」と体感できるメタバースを作り出します。
UIとUXの関係性
簡単にUIとUXの関係性を説明すると、UIはUXの一部に含まれると言えます。メタバースを利用するユーザーが質の良い「体験(UX)」をするためには、「見た目や操作性(UI)」が優れていなければならないからです。
メタバース内でユーザーがアバターに自身を投影でき、シームレスかつ満足度の高い体験をするために、使いやすいインターフェースと使い心地の良いエクスペリエンスの両方を設計する必要があります。
メタバース×UI/UXデザイナーの魅力
Facebook社が社名を「メタ(Meta)」に変えるなど、メタバースは主に海外を中心に盛り上がっているイメージがあるかもしれません。
しかし、すでに国内でも多くの企業や自治体が参入し、新たなサービスが誕生し始めています。
とは言えまだまだ専門家は多くありません。今からメタバース業界にUI/UXデザイナーとして転職すれば、希少な人材として重宝されるでしょう。
メタバースに関わるデザインの面白さの一つとして、デザインする要素が多いことが挙げられます。2Dデザインに加え、3D空間でのインタラクティブな体験を新たに設計していくという大きなやりがいがあります。
また、メタバースには、スマートフォン、PC、VRと複数のデバイスに対応するマルチプラットフォームも存在します。今までのWebやアプリ、ゲームなどとは異なった新たな制約・課題や可能性に対応し未開拓のユーザー体験をデザインすることで、自分の幅も広げられるでしょう。
メタバース×UI/UXデザイナーの年収
求人サイトに掲載されているメタバース業界のUI/UXデザイナーの年収を見てみると、300万〜700万円の範囲が多いです。中には1000万円以上の求人も見られます。
スキルや実績によって上がるため、元々UI/UXデザイナーとして働いている方の場合は、転職時にその経験が考慮され比較的高い水準の年収が見込めるでしょう。
下記リンク先の実際の求人の年収は、360万〜900万円となっています。
↓ メタバース×UI/UXデザイナーの求人はこちら ↓
メタバース業界のUI/UXデザイナーの将来性
結論として、メタバース自体の将来性は非常に高いと言えます。その中でデザインの重要な役割を担うUI/UXデザイナーについても、活躍のチャンスが大いに期待できます。
以下では、メタバース業界におけるUI/UXデザイナーの需要とキャリアパスについてご紹介します。
メタバース×UI/UXデザイナーの需要
米国に拠点を置く大手コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーが2022年6月に発表したメタバースに関するレポートによると、2030年にはメタバース市場における収益規模が5兆ドル(約650兆円)に達すると予測されています。
国内市場については、三菱総合研究所(MRI)が発表したレポートにおいて、2025年に4兆円程度、2030年には24兆円規模が期待されるとの研究発表がされています。
参考:
メタバースの価値創造 (Value Creation in the Metaverse)|McKinsey & Company
CX2030:バーチャルテクノロジー活用の場としての広義のメタバース|三菱総合研究所(MRI)
メタバースの将来性が期待できる要因の一つとして、汎用性の高さが挙げられます。
ゲーム・エンタメ分野だけでなく、小売、ファッション、広告、音楽、製造、不動産、教育、医療、観光、金融など広い分野において以下のようなメタバースの活用が広がっています。
メタバースの活用事例
- バーチャルオフィス・オンライン会議
- バーチャルライブ・バーチャルイベント
- バーチャルストア
メタバースに参入する企業・制作する企業の増加に伴い、メタバース制作におけるUI/UXデザイナーの需要もますます高まっていくでしょう。
どんな空間で誰に何を体験させたいのかという目的を明確に定義してメタバース空間を作るために、エンジニアだけでなく優れたUI/UXデザイナーが必要となります。
↓ メタバース×UI/UXデザイナーの求人はこちら ↓
メタバース×UI/UXデザイナーのキャリアパス
メタバース業界におけるUI/UXデザイナーのキャリアパスは、企業や個人の志向によって多岐に渡ります。
マネジメントの力も付けることで、ディレクターやプロデューサーを目指すことが可能です。
ゆくゆくは管理職としてマネージャーや役員などの道に進むという可能性や、フリーランスとして独立するという選択肢もあります。
また、他のスキルや職種とのかけ合わせにより、多種多様な展開も目指せる柔軟な職種とも言えます。
メタバース業界はまだ発展途上であるため、将来的に重要なポジションを開拓するチャンスが期待できるでしょう。
メタバース業界に転職するために必要なもの
実際にUI/UXデザイナーとしてメタバース業界に転職するには何が必要なのでしょうか。
もちろん、求人によって必須要件・歓迎要件・求める人物像は異なります。
以下ではそれぞれを網羅的にご紹介しますが、応募したい求人に対して自分がマッチしているかどうかは求人ページの要件をよく確認しましょう。