Googleの最新AI「Gemini(ジェミニ)」とは?いつから使える?
日本時間の12/7(木)に、Googleは最新AIモデル「Gemini(ジェミニ)」を発表した。Googleは「AIをすべての人にとってより役立つものに」と日本語ブログで述べ、YouTube等で最新AI「Gemini(ジェミニ)」の情報を公開した。
GoogleのAI「Gemini(ジェミニ)」の特徴①|高い情報処理力
・大量のデータ(論文など)を読み込んで、必要な情報を抜き出すことができる
・特定のデータと関係がある情報とない情報を見分けられる
・重要なデータだけを抜き出してこれる点が今までのAIとは異なる。
・グラフの画像を読み込んで、そのグラフを作るためのコードを書くことができる
・抜き出した情報と書かれたコードを組み合わせれば簡単にグラフを修正できる
GoogleのAI「Gemini(ジェミニ)」の特徴②|手描きの画像を認識できる
・手で書いた情報を処理できる
・物理や数学の手書きの答案を正誤判断できる
・答えまでの過程を示したり、追加で説明したりできる
GoogleのAI「Gemini(ジェミニ)」の特徴③|プログラミングができる
・プログラミングに関して、Python、Java、C++、Goが処理できる
・Googleが創ったPythonでの問題を75%正答できる。以前は45%。再チェックさせれば90%。
・Genimiを使用した、コーディングに特化したAlphacode2を発表する。2年前のAlphacodeの後継
・解決できた問題は2倍を記録した
・「ダイナミックプログラミング」という手法を用いる。複雑な問題を分割して簡単な問題に直す機能。どんな局面でこの手法を用いるかの判断力にも優れる。
・要件定義やシステムデザインができる
・人間のプログラマーが背景知識を提供することでよりよく機能する。
GoogleのAI「Gemini(ジェミニ)」の特徴④|様々な場面で活躍
・既存のAIモデルは文章、画像、動画などは別々に処理して、後で統合していた。一方、geminiはそれらを一つのモデルで処理して、文章、画像、動画などから適切な方法を選んで応答できる。いろいろな情報を処理できて、それぞれの情報の関連性を処理できるのが強み。
・例えば、画像とテキスト、それぞれは攻撃的でなくても、組み合わせで攻撃的なコンテンツになる可能性もある。Geminiは組み合わせによる攻撃性も検知できる。
・Ultra、Pro、Nanoの3つのバージョンがあり、1デバイスで使えるのはNanoになる見込み。データセンターなどではUltraを使うなど、用途によって分けられる
GoogleのAI「Gemini(ジェミニ)」はいつから使える?
・Gemini ProはBardで現在使用できる。ただ画像データなどの解釈はできず、チャット機能のみの適用。
・Pixel 8を使っている人は、WhatsAppで現在使用できる。
・現在は対応しているのは英語のみ。他言語への対応時期は未定。
・Gemini Ultraは2024年にBard Advanced(Bardの課金版)で使える予定。
・12月13日から、開発者や企業は、Google AI StudioまたはVertex AIのGemini APIを介してGemini Pro にアクセスできるようになる。