次世代のAI検索エンジンPerplexity AIとは?特徴・使い方を解説

次世代のAI検索エンジンPerplexity AIとは?特徴・使い方を解説

次世代のAI検索エンジンPerplexity AIとは?特徴・使い方を解説

近年のAI技術の発展は目覚ましく、様々な分野で大きな変革をもたらしています。
検索の分野もその一つです。
AI検索エンジンはユーザーの検索意図を理解し、精度の高い検索結果を提供することができます。
本記事では、AI技術を用いた検索エンジンの特徴や使い方について解説します。

コンテンツ [表示]

  1. 1次世代の生成AI検索エンジン「Perplexity AI」
  2. 1.1Perplexity AIの概要
  3. 1.2Perplexity AIの特徴
  4. 2検索エンジンの現状と課題
  5. 2.1検索エンジンの現状
  6. 2.2検索エンジンの課題
  7. 3Perplexity AIの使い方
  8. 3.1Perplexity AIの使用例
  9. 3.2有料版「Perplexity Pro」とは
  10. 4まとめ

次世代の生成AI検索エンジン「Perplexity AI」

Perplexity

引用元:https://automationvault.net/perplexity-ai-raises-73-6-million-surpasses-100-million-in-total-funding/

Perplexity AIの概要

従来の検索エンジンは、キーワードに基づいてウェブページを検索し、関連性の高い結果を提示する仕組みでしたが、生成AIの台頭により、ウェブ検索の世界も変革期を迎えようとしています。

「AI×検索」で、検索市場のゲームチェンジャーと注目されるサービスPerplexity AI(パープレキシティ エーアイ)です。

Perplexity AIとは、2022年にリリースされたAIを活用した次世代型検索エンジンです。

NVIDIAやAmazonの創業者Jeff Bezos氏を含む投資家や企業から、7,360万ドルを調達したことで話題となり、Perplexityの評価額は5億2,000万ドルに上りました。

Perplexity AIは、カリフォルニア州に拠点を置くスタートアップ企業で、元Google AIの研究者であるAndy Konwinskiや、Anima Anandkumar、Denis Yarats、Johnny Ho、Aravind Sriniva氏らによって設立されました。

開発者たちはPerplexity AIを「世界初の会話型応答エンジン」と呼んでいます。
また海外ではPerplexity AIは「Google killer」と呼ばれており、Google検索一強の牙城を崩すのではないかと期待されています。

Perplexity AI

Perplexity AIの特徴

Perplexity AIは従来の検索エンジンとAIアシスタントの長所を組み合わせたような機能を持っており、以下のような特徴があります。
 

基本的に無料で使用可能

Perplexity AIはアカウント登録せずに、無料で使用できます。
ただしアカウント登録をしないとファイルのアップロードに制限が掛かったり、検索履歴が残らないため注意が必要です。

日本語に対応

日本語のニュアンスや文脈を理解し、自然で正確な回答を提供します。
日本語特有の表現や言い回しにも対応しています。

会話形式での情報収集

Perplexity AIは、会話形式で情報収集を行うことができます。
質問に対する回答をさらに深掘りしたり、関連する質問をしたりすることで、より詳細な情報を得ることができます。

情報源の明示

Perplexity AIは、回答の根拠となる情報源を明示します。
情報源をクリックすることで、詳細を確認することができます。
これは、情報の信頼性を高め、ユーザーが情報に基づいた判断を下すのに役立ちます。

最新の情報を取得している

ChatGPT-3.5は2021年9月、GPT-4は2023年4月までの学習データしか保持していません。
Perplexity AIは、インターネット上の最新の情報を常に学習し、最新の情報に基づいた回答を提供します。

検索エンジンの現状と課題

検索エンジンの現状

Google

引用元:https://www.google.co.jp

検索エンジンは、インターネット上に存在する膨大な情報の中から、ユーザーの求める情報を効率的に探し出すためのシステムです。
ユーザーは、検索窓にキーワードやフレーズを入力することで、関連性の高いWebページや画像、動画などを一覧に表示することができます。
主要な検索エンジンには、Google、Bing、Yahooなどがあります。

日本における2023年2月〜2024年2月までの検索エンジンのシェア(PC)は以下の通りです。

検索エンジン

引用元:https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/desktop/japan/#monthly-202302-202402

検索エンジン市場は、Googleが74%と圧倒的なシェアで、Bingが16%、Yahoo!が8%と続いています。これら3つの検索エンジンで全体の98%を占めています。

この一年間、検索エンジンのシェアはほとんど変化が見られず、「ググる」という言葉が検索行為の代名詞として定着しているように、ウェブ検索においてGoogleは圧倒的な存在感を放っています。

しかしアメリカのITコンサル企業、Gartner(ガートナー)社は、生成AIやチャットボットの台頭によって、2026年までに、ウェブ検索全体のボリュームが25%縮小するという予測を発表しました。

Gartner

引用元:https://www.gartner.com/en/newsroom/press-releases/2024-02-19-gartner-predicts-search-engine-volume-will-drop-25-percent-by-2026-due-to-ai-chatbots-and-other-virtual-agents

この予測は、従来の検索方法がより高度な検索体験を提供できる生成AIによって、将来的に取って代わられる可能性を示唆しています。

検索エンジンの課題

検索エンジンは現代社会において不可欠なツールであり、情報収集の効率化に大きく貢献しています。
しかし、GoogleやBingといった主要な検索エンジンには以下のような課題が存在します。

Perplexity AIは下記の課題を解決できるかもしれないと期待されています。

プライバシーとデータ収集

検索エンジンを運営する企業は、ユーザーの検索履歴やブラウザ履歴などの個人データを収集し、ターゲティング広告などに利用しています。よってユーザーのプライバシー侵害が懸念されています。

フィルターバブル

検索エンジンは利用者の過去の検索履歴に基づいて検索結果をパーソナライズする傾向があります。
これは、利用者が常に同じような情報にしか触れなくなる「フィルターバブル」と呼ばれる状態を生み出す可能性があり、多様な意見や価値観に触れる機会を減少させる恐れがあります。

検索結果の質の低下

近年、インターネット上には質の低いコンテンツやスパムコンテンツが大量に増えています。検索エンジンはこれらのコンテンツを排除する努力をしていますが、完全には追いついていないのが現状です。

検索エンジンの独占

Googleをはじめとする大手検索エンジンが市場を独占している状況にあり、検索結果の多様性や競争原理が損なわれる懸念が指摘されています。
 

Perplexity AIの使い方

Perplexity AIは、以下の3つの方法で利用できます。

  • 公式サイト
  • Chrome拡張機能
  • アプリ

公式サイトはこちらからアクセスできます。
 

Perplexity AI

Perplexity AIのChrome拡張機能をインストールすると、ブラウザの検索バーから直接Perplexity AIを利用できます。
Chrome拡張機能はこちらです。

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まとめ

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