VTuberオーディションの志望動機には信念と利益が必要? 実例もあってイメージしやすい志望動機の書き方を紹介!!
VTuberオーディションに合格したい人は、まず志望動機を悩むと思います。「どんなことを書けば合格できるのかわからない」人向けに、志望動機のポイントと実例を紹介します。既にVTuberとして活躍している人向けにも、魅せる活動のまとめを用意したので、ぜひご覧ください。
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- 1VTuberオーディションでは不合格者を先に見る!? 【自分が利益になるか】どうかが合格のカギ!
- 2志望動機を書くならココに気を付けて! 信念と目的を持った動機作りを!
- 2.1志望動機に必要なのは強い意志!
- 2.2志望動機を書く前に企業・事務所を調査
- 2.3自分の強みが個性・利益になる
- 3自分の個性がわからない? そんなときはこうしよう!
- 3.1人に長所を聞く
- 3.2人生を振り返る
- 4具体例も紹介! 実際にVTuberオーディションの志望動機を書いてみよう!
- 4.1ピアノ演奏が得意な人の例
- 4.2企画力に自信がある場合
- 5【現役VTuber必見】100人以上の記事を書いてわかった! 魅せる活動まとめのコツ
- 5.1チャンネルトップで目玉の動画や配信を魅せる
- 5.2ポートフォリオで活動を魅せる
- 6最後におさらい! ポイントは意志・リサーチ・利益・個性
「VTuberオーディションの志望動機ってどう書けばいいんだ……?」
「VTuberオーディションに合格できる志望動機を教えて欲しい!!」
そう悩む人は多くいると思います。
本記事は、「これからVTuberオーディションを受るために必要書類を作成している人」「書類選考は通過したものの、面接に向けて志望動機をどのようにまとめるか迷っている人」にピッタリな記事です。
VTuberオーディションでは不合格者を先に見る!? 【自分が利益になるか】どうかが合格のカギ!
VTuberのオーディションでは、書類審査や一次審査などの母数が多い時点では「企業としてVTuberになってほしくない人」を優先的に審査していることがあります。
母数が多い段階で「この人を自社のVTuberにしよう」と思う審査員は少ないです。
一般的に企業が求める人材に合致する応募者はごく僅かなため、効率よく選考を進めるためにこのような方法がとられています。
最終段階に入り、ある程度人数が絞られてから「この中で誰を自社のVTuberに採用しようか」と考えるのです。
企業は好き好みでVTuberを探し、採用しているわけではありません。
企業の利益になると判断された人がオーディションに合格できるのです。
「VTuberになりたいから」「人気者になりたいから」と、自分の利益しか考えていない人は、書類選考の時点で不合格とされてしまうのです。
ビジネスである以上、真剣に準備をし、選考に臨むことが大切です。
本記事では、合格に近づける志望動機を書くために記述するべき内容や視点を解説します。
順番にポイントを下記に紹介します。
志望動機を書くならココに気を付けて! 信念と目的を持った動機作りを!
どのようにしたら合格を勝ち取れるのか。
志望動機のポイント
- 活動を続けられる意志の強さ
- 会社や事務所のことをどれだけ調査できているか
- 会社の利益にどのように貢献できるか
- 個性の強さ
この4つを志望動機にどう入れるかがポイントになります。
志望動機に必要なのは強い意志!
採用の通知をもらうためには、意志の強さをアピールすることが必要です。
意志の強さとは、同じ企業に属するVTuber(箱)や、他の企業のVTuberと比べても、長く活動を続けられるかどうかです。
企業に所属するVTuberは、個人で活動しているVTuberと違い、箱のファンが一定数ついた状態で活動をスタートできます。
これは利点でもありますが、同じ箱のVTuberと比べられやすいという欠点でもあります。
比較対象が近くにあるため、箱内のヒエラルキーを感じやすくなるのです。
また、箱内での比較が気にならなくてもVTuber全体の母数はとても多く、競合は多数存在します。
比べられることに疲れてVTuberを卒業、などという懸念があると、企業として採用にかかったコストを回収できず混乱が生じます。
オーディションの時点で、「活動を安定的に続けられるか」をチェックしているのです。志望動機を書く前に企業・事務所を調査
自分が企業のVTuberオーディションの審査官の立場で考えると、どのタイプの求職者を採用したいかが明確にわかるでしょう。
例えば、「企業のことを知っている人」と「全く知らない人」どちらを合格させたいかどうかです。
多くの企業は「企業のことを知っている人」を合格させたいと考えるはずです。
事務所からのサポートの充実さだけを見るのではなく、「VTuber事務所がどんなコンセプトを持って活動しているチームなのか」「事務所の先輩VTuberがどのような活動をしているのか」なども含めて調査しましょう。
難しいと感じると人は、オーディションを受けるVTuber事務所を推しにして試聴を繰り返すことがおすすめです。
自分が受けるVTuber事務所を推しにすることで、企業のことや事務所の先輩の情報を仕入れることができます。
自分の強みが個性・利益になる
企業や事務所について十分に調べることは「自分のやりたいこと」を叶える最短路線につながります。
たとえば、ゲームや歌などオールジャンルのVTuberが事務所に所属している場合、その事務所に自分がやってみたい内容が含まれているか否かを調査しましょう。
応募する事務所が今までに参入していない分野があった場合、「自分は○○の分野で配信ができます。」とアピールができます。
既に同じ分野で活動している先輩VTuberがいたとしても、さらにジャンルを細分化して自分の得意な分野とつなげることも有用です。
たとえば、「歌の○○分野が得意です。特に○○というグループが好きで全曲歌えます。」や、「先輩たちはやっていない、○○分野のゲームが得意で1000時間以上はプレイ経験があります。なので自分はこのゲームを色んな企画配信で盛り上げていくことができます。」など、自分が得意なことを個性として志望動機に入れ、企業に利益を出せることを示しましょう。
どのオーディションでも爪痕を残すつもりで、自分の個性を出すことが合格へとつながります。
自分の個性がわからない? そんなときはこうしよう!
企業や先輩VTuberのことを知っても、自分の個性が出てこないまたは見出せない人もいるかと思います。
ここからは、さまざま方法で自分の個性を発見する方法を紹介します。
人に長所を聞く
自分の個性は、自分ではなかなか気づかない(見つけられない)ものです。
知り合いや友人、両親などから、客観的視点から見た自分の長所を聞きましょう。
長所を知ることができれば、自分の強みにもつながります。
また、自分では当たり前にしていたことが、他者から見たら長所の場合もあります。
新たな自分の姿や長所を発見できると活動の幅も広がるので、なるべく多くの人に聞くといいでしょう。
すでに、配信活動をしている人ならば、視聴者からの長所や配信の強みを聞くのも有用です。
もう一つの方法として、一度、別媒体を用いて配信活動をしてみるのもおすすめです。
近年はスマホ用配信アプリが充実しているため、手軽に配信活動を始めることができます。
特にVTuberになりたい人は、無料で3Dアバターが作れ、そのまま配信できる「REALITY」というアプリがオススメです。
「REALITY」
Webサイト:https://reality.app/
人生を振り返る
強みがわからない場合は、人生の振り返りをすることも効果的です。
「○○して楽しかったな」「○○の分野の本やニュースに興味があったな」と思い出してみてください。
その時に楽しかったこと。
興味・関心があったこと。
それらが自分の個性につながってくるかもしれません。
具体例も紹介! 実際にVTuberオーディションの志望動機を書いてみよう!
上記の内容を取り入れた志望動機を書いてみましょう。
ここからは実例を交えながら、志望動機の例を何個か紹介します。
ピアノ演奏が得意な人の例
私が御社(書類なら、貴社)のVTuberオーディションを志望した理由は、「自分のピアノの技術を最大限に発揮するため、御社(書類なら、貴社)の3D技術でピアノの演奏を披露し、音楽分野の開拓をしたい。」と考えたからです。
私は音楽の分野、特にピアノを強みとして持っています。10年間ピアノを演奏しており、有名な曲は一通り弾くことができます。
この分野での配信を通じて、未開拓のファン層を取り込むことができると確信しています。
また、先輩VTuberの活動の一つとして歌配信を拝見し、「音楽での多彩なコラボ企画」という御社(書類なら、貴社)の強みを学びました。
その中で、私のスキルが事務所全体の活動に新たな価値を付加できると感じています。
さらに、私はVTuberとして活動を続ける意思の強さにも自信があります。
これまでピアノの練習を1日10時間以上、毎日4年間継続しました。
多くの演奏会にも出演し、プレッシャーの中でも安定したパフォーマンスを発揮する力を培ってきました。
VTuber業界は競争が激しいかと思いますが、それでも努力を惜しまず、結果を出す覚悟が私にはあります。
企画力に自信がある場合
私が御社(書類なら、貴社)のVTuberオーディションを志望した理由は、「自分の個性と熱意で新しいエンターテインメントの形を築き上げたい。」という目標と、御社(書類なら、貴社)の活動理念が一致していると感じたからです。
私の強みは、企画力を活かして、視聴者を楽しませることです。
これまで配信やXで、常に視聴者の反応を分析し、「視聴者のコメントで作った架空のキャラクターで2時間配信」など新たな挑戦を続けてきました。
御社(書類なら、貴社)が展開する視聴者参加型の企画と相性が良く、私のスキルを活かせる場だと確信しています。
また、御社(書類なら、貴社)の先輩VTuberの活動を拝見し、新しい挑戦的な企画にも貪欲に取り組む姿勢に大変感銘を受けました。
私自身も、ただコンテンツを発信するだけでなく、ファンと一緒に感動を共有できるVTuberを目指したいと考えています。
VTuber業界では、独自性と継続力が重要だと考えています。
その点で、私は自分の特技である企画力を活かしつつ、御社(書類なら、貴社)のVTuberとして常に新しい挑戦を続ける覚悟があります。
競争の激しい環境でも、視聴者を飽きさせない新しい体験を提供し、御社(書類なら、貴社)とともに成長していきたいです。
【現役VTuber必見】100人以上の記事を書いてわかった! 魅せる活動まとめのコツ
筆者は今までに100人を超えるVTuberの紹介記事を執筆しています。
数をこなすと、好意的に見えるVTuberの特徴も見えてきます。
特に、活動中のVTuberで企業オーディションを受けようとしている人は、どのように活動内容をまとめようか気になっている人も多くいます。
本記事を参考に、魅せる活動まとめのコツを学びましょう。
チャンネルトップで目玉の動画や配信を魅せる
YouTubeのチャンネルをカスタマイズできる機能をご存知でしょうか。
カスタマイズ機能は、YouTubeで活動をしていても普段あまり使うことのない機能でしょう。
以下の画像は自分のチャンネルにある、トップ画面のカスタマイズができる機能です。
アイコンとバナーを変えることができるのはもちろん、様々なカスタマイズができます。
カスタマイズは「YouTubeStudio」の①「カスタマイズ」から変更できます。
すると上部に②「[ホーム]タブ」のタブが現れるので、選択しましょう。
③「セクションを追加」を選ぶと「人気の動画」や「ライブ配信中」の配信を表示することができます。
レイアウトの一番上に「おすすめ」を選択している人が多いと思いますが、自分の活動を伝えたいならば、自分の自己紹介動画や、自分がバズった配信のアーカイブなどを上に持っていきましょう。
配信を中心に活動している人は、「初心者向け」と名付けた再生リストを一番上に持ってくるのもいいでしょう。
YouTubeのカスタマイズをしておくと、活動を見にきた人やオーディションの審査官にも「活動のコンセプト」が伝わり、活動に対しての向き合い方が真摯的なのだと好印象を与えることができます。
ポートフォリオで活動を魅せる
VTuberの活動をポートフォリオとして、残しておきましょう。
これは特に、イベントや企業で仕事をしたことがある人、創作活動を行っている人にはぜひして欲しいことです。
VTuberオーディションでは、ポートフォリオが必要になることがあります。
採用担当者の視点から、過去にどんな活動をしてきたかを見ることができるからです。
そのためにも、活動の中心になっていることは、ポートフォリオで纏めておきましょう。
ポートフォリオとして多く使われているツールは「foriio」です。
使い方が簡単で、画像だけではなく、YouTube動画や配信を展示することもできます。
仕事や作品だけではなく、新衣装配信や歌ってみた動画などを載せている人もいます。
このように、使用方法は多岐に渡ります。
活動をまとめていると、思わぬ共通点も知ることができるので、一度ポートフォリオにして活動を見返してみることも、自身の個性を見つけるのに役立つかもしれません。
「foriio」
Webサイト:https://www.foriio.com/
最後におさらい! ポイントは意志・リサーチ・利益・個性
VTuberオーディションでは、4つのポイントをもとに、志望動機を作成しましょう。
志望動機のポイント
- 活動を続けられる意志の強さ
- 会社や事務所のことをどれだけ調査できているか
- 会社の利益にどのように貢献できるか
- 個性の強さ
自分の個性がわからない場合は、2つの方法を使って個性を見つけてみましょう。
個性を探す方法
- 人に長所を聞く
- 人生を振り返ってみる
VTuberオーディションの志望動機にテンプレートはありません。
上記で紹介した4つのポイントを前提に、自分用にカスタマイズした志望動機の作成に取り掛かってみましょう。
例文をそのまま使うことは禁忌です。
あくまでも自分の言葉で、具体的に志望動機を書いていきましょう。
ここまで読んだあなたなら、オーディションにもきっと合格できるでしょう。
ぜひ企業VTuberとしての活動を目指してみてください。
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