懐かしの携帯ゲームを完全復刻! G-MODEアーカイブス09『フライハイトクラウディア2 』を紹介! - ガメモ
携帯電話で人気だったRPG「フライハイトクラウディア」の続編を完全移植。前作よりもさらにパワーアップしたシステムで冒険がいっそう楽しくなります。
携帯電話から機種変更をしてしまったせいで、今はもう遊べなくなってしまった携帯電話ゲーム。そんな携帯電話のゲームの中からジー・モードの人気タイトルをチョイスしてNintendo Switchに完全移植するプロジェクトがG-MODEアーカイブスです。
メールの返信を待っている間や、学校や会社の行き帰りの電車の中でプレイした懐かしいゲームを再びあなたの手に。
そしてキッズケータイから即スマホという世代には、スーパーファミコンでもプレステでもない、けれどどこか懐かしいゲーム体験に挑戦してください!
そしてゲームの紹介の後には、そのゲームが発売されていた頃の携帯電話事情も紹介。かつて使っていた携帯電話やこれぞ「ガラパゴス」というような携帯電話に出会えるかも。
G-MODEアーカイブス09『フライハイトクラウディア2』
「フライハイトクラウディア」のその後を描いたRPG。
合成魔獣フューゼの討伐から数ヵ月後、カイゼルシュルトの将校ロナードは、雲の下の世界「エルディア」を彷徨っていた。「エルディア」で謎の少女ニアの正体を追うロナードは一人の少年、ザードと出会うが…。無事帰還したはずのロナードの身に、何が起こったのか? そして…ニアとザードの運命は? 希望の光は、大空の彼方に。
前作「フライハイトクラウディア」の、その後を描く待望のシリーズ第2弾!
雲の上の世界「クラウディア」と、雲の下の世界「エルディア」
二つの世界を結ぶさまざまな想いが、新たな物語を紡ぎ始める…
システムは遊びやすくカッコよくさらに進化!
今作では入り組んだダンジョン内の攻略を手助けするマップ表示機能や、イベントシーンでのポーズ機能等が追加され、より快適にゲームを楽しめるようになっています。
そして前作で好評だった、戦闘キャラクターの行動速度によって立てる戦略が変わる独自の戦闘システム「マルチウェイトバトル」は大幅グレードアップ。
属性(炎/氷/雷)、特技システム、前衛・後衛を分ける隊列の要素が加わり、ポリゴンを使用した派手な攻撃エフェクトが、迫力のバトルを演出します。
また前作で活躍したキャラのロナードは引き続き、パーティに参加。前作の他の登場人物たちの姿も見られるかも。なのでこの作品からプレイしてももちろんおもしろいですが、世界観を楽しむのなら、ぜひとも前作をプレイしてください。
メーカー:ジー・モード
ジャンル:RPG
配信日:2020年7月30日
価格:500円(税込)450円(税込)10%オフ
容量:128MB
※2020年8月26日 23:59 まで割引価格で購入できます。
©G-MODE Corporation
2006年の携帯電話事情
この「フライハイトクラウディア2」が発売された2006年に発売された携帯電話はどんなものだったのでしょうか。
以前紹介していますG-MODEアーカイブス「ラブラブナックル」の発売も2006年でしたので、合わせて読んでほしいのですが、この年はドイツワールドカップが開催され、この視聴需要を見込んでのワンセグ搭載の携帯電話が数多く発売されました。
それ以外ではどんな携帯電話が流行したかといいいますと女性の間では「デコレーション携帯」(デコ電)が大流行しました。ネイルアーティストの方がマニキュアやエアブラシで携帯電話に色を塗り、スイーツや花の模型、ラインストーンなどで飾り付けたものすごく派手な携帯電話です。
このデコレーション携帯の流行が、日本でiPhoneなどのスマホカバーが世界に類を見ないくらいの種類が発売されている原因のひとつだと思われます。
このワンセグ搭載、デコレーション携帯が流行したこの年の携帯電話を紹介します。
ゴツいヒンジが男のロマン! AV機能が充実したケータイ!
ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製のauの携帯電話W44Sの特徴はなんと言っても大きく張り出したヒンジです。このヒンジのおかげで液晶画面が縦と横に開くようになり縦に開いて場合は携帯電話、横に開くと横長画面になるのでワンセグ放送が視聴がしやすくなります。
このワンセグ映像もソニーのテレビ「BRAVIA」の技術が活かされていて、画質が向上しています。
そしてもうひとつの特徴として当時実用化試験放送中の地上デジタル音声放送(デジタルラジオ)にも対応していました。実験中ということで各社の対応が遅れる中、一番最初に対応したのが携帯電話のこの機種だったという不思議な事態が起こっていました。
このデジタルラジオはノイズも少なく5.1サラウンド放送やデータ放送にも対応していたものの結局は実用化はされませんでした。
320万画素のデジカメに、ブランドTV「BRAVIA」の技術を使ったワンセグ受信機に当時最大サイズ(3.0インチ)の液晶、そしてゴツいヒンジ。見た目のゴツさとともに中身も非常に高いスペックの武闘派ケータイです。
チョーやわらかい! 合成皮革を使った変わりだねケータイ!
携帯電話のイメージとしてはやはりパソコンやデジカメといった電子機器の硬いイメージですが、そのイメージを覆す変わりだねケータイがこちらパナソニックが開発した「Lechiffon」(ルシフォン)です。外側は合成皮革で覆われ、カメラの周りには銀色のチャームが付いています。携帯電話自体のデザインも丸みを帯びていて金属部品がそとからは一切見えず、ファンシーな印象を抱かせます。
コチラの携帯電話は10代から20代の女性向けに開発された携帯電話でした。メールに使われている絵文字で内容を予想して着信ランプの光り方を変えるキラリメール機能やかわいくないアンテナを排除したりとカワイイに徹底的に拘った携帯電話となりました。
しかし自撮りが撮りにくかったり、ターゲット層の女性達は携帯電話を自分の好きなようにデコるようになってしまったので、あまりこの年代の女性たちからは支持されませんでした。
しかしそんな女性たちに代わって支持したのが小学生女子とそのお母さんです。サイズも小さめで持ちやすくてかわいい上に必要な機能は十分揃っているので、小学生の携帯デビューに最適だったのです。
おまけに「パートナー手帳」という電話帳に載っている名前を選択するとその人との通話やメールなどの履歴が全部見られる機能がついており、お母さんが娘の携帯電話の使用状況の管理がとてもしやすかったというわけです。
ターゲットよりも低い世代の女性というか、ケータイデビューの娘を持つお母さんにウケてしまったそんなケータイです。