メタバースの必需品:「アバター」の入手方法

VRアバターを使うことで、メタバースで「新しい自分」になることが可能です。そのために必要な「アバター」はどう手に入れるのでしょうか。本記事ではアバターを手に入れる方法について、それぞれの利点・欠点を交えて解説していきます。
「アバター」と「声」
VRアバターは、アバターの中でも特別だとされています。
それはVRアバターが私たちの態度や行動、認知に影響を与え、
新たなアイデンティティを形成させる可能性があるからです。
メタバースに興味がある人でも、自分のアバターを持っていないためにしり込みしてしまっている人もいるかもしれません。
本記事ではアバターを手に入れる方法について解説していきます。
アバターを手に入れるには?
アバターの取得・作成方法
- 販売されているものを購入する
- 3Dアバター作成アプリを使用
- 自力で作る
大きく分けて上記の三つの方法が存在します。
それぞれメリット・デメリットがあるので、各々の事情に合った方法を選ぶ必要があります。
方法①:アバターを購入
こんな人にオススメ
- 創作が苦手だが、世界観や雰囲気を大事にしたい人
- 魅力的なアバターを複数所持したい人
- 被りを気にしない人
BOOTHやVketstore等から好きなアバターを購入する方法です。
メリットとしては、安価に高クオリティなアバターを得られる点があります。
サイトを見てもらえればわかるように、
個々のアバターのクオリティが非常に高く、
それぞれが独自の世界観や雰囲気を纏っています。
そんな高クオリティのアバターを安価に購入できるのが大きな特徴です。
加えて規約の範囲内で色合いやパーツを改変することもでき、
自分好みに近づけていくことも可能です。
一方デメリットとしては、
やはり独自のアバターではない点でしょう。
愛着のあるアバターがあっても、同じものを他人も使用している可能性があります。そういった可能性は覚悟しておいた方がいいでしょう。
ただ、中にはオーダーメイドを受け付けている創作者さんも存在するので、そういった方を探すのも手段の一つです。
デメリット以上にメリットが大きく、
観賞用など実用以外の楽しみ方もできるため、
とりあえずサイトを見てみることをお勧めします。
方法②:アバター制作アプリを使用
こんな人にオススメ
- 何はともあれ自分だけのアバターが欲しい
- 雰囲気にこだわらない/特定のアプリの絵柄が気に入った
- 独自の絵柄や雰囲気を手軽に3Dアバターに反映させたい(VRoid)
アプリを通じてアバターを作成する方法です。
VRoidstudioやカスタムキャスト、Makeavater等があります。
メリットは、自分独自のアバターを手軽に、高クオリティに作れる点があります。
テンプレートが非常に豊富で、アプリによっては細かな調節が可能なので
思い通りのアバターを作ることが可能です。
特にVRoidstudioでは、
描画しながらキャラクターを作成することも可能となっており、
より精密にアバターを作成することが可能です。
デメリットとしては雰囲気や世界観を作りづらい点です。
テンプレートはスタイルが統一されていることが多く、
アプリごとにアバターの雰囲気は固定されます。
なので唯一無二のアバターが欲しい人や、
そのアプリの雰囲気に惹かれた人にオススメの方法です。
ただしVRoidstudioは技術次第で独自な雰囲気を纏わせることも可能なので、
自分の世界観をアバター反映させたいけど、3Dモデリングが苦手な人にはオススメです。
方法③:自分で作る(強硬手段)
こんな人にオススメ
- どれだけ時間がかかってもいいから、理想のアバターを作りたい
- 3Dモデリング技術を持っているor興味がある
- 人型以外のアバターを作りたい
メリットはもちろん、自分の理想のアバターを作れる点です。
上述の二つの方法は、高いクオリティを代償に自由度は制限されています。
しかし、自力で作ればそんなものはありません。
技術があれば100%思い通りにアバターを作れるのです。
また現状アバター制作アプリでは人間アバターの制作が中心になっており、人型以外のアバターを作成するには購入するか自作するかの選択肢しかありません。
そのため人型以外のアバターを作りたい場合、自作も選択肢として検討する必要があります。
デメリットは勿論、技術が必要である点です。
完全に理想のアバターを作るためには、
キャラクターの下絵を資料として用意した上で、
それを理想通りにモデリングしていく必要があります。
モデリング技術だけでなく、画力も必要なんです。
どちらも一朝一夕で習得できるものではないため、途方もない苦労と手間がかかります。
とはいえ、Blenderやイラストの講義動画も増加しているので、
熱意と根気さえあれば十分に現実的な選択肢だといえます。
以前GAMEMOでインタビューさせていただいたVtuberの緋子さんやイエローアミコさんもBlenderの講義動画を上げていますので紹介させていただきます。
まとめ
今回は理想のアバターの入手方法について解説しました。
現状では理想のアバターを手に入れることは簡単ではなく、努力や多少の妥協が必要な現状があります。
とはいえ、自作にこだわらなければ高クオリティのアバターが手に入るのもまた事実です。
メタバースの利点は「自由自在にアバターを変えることができる」点です。
気分に応じてアバターを変えることも、モデリング技術の向上やより好みのアバターを購入した、等の理由でアバターを変えるのも自由です。
そのようにアバターのアップデートを楽しむのも、メタバースの楽しみ方の一つかもしれません。
画面左のアイコンでパーツを選択し、右のスライダーで細かな調整を行えます。パーツも豊富で微調整も容易なのでほぼオリジナルのアバター作成が可能です。
(画面はVRoidstudioの利用画面)