REALITY XR cloud、JR西日本コミュニケーションズと戦略的業務提携
REALITY XR cloud株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:春山一也 グリー株式会社100%子会社 以下「REALITY XR cloud」)は、株式会社JR西日本コミュニケーションズ(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長 野中 雅志 以下「Jコミ」)とスマホメタバースおよびバーチャル関連の領域において戦略的業務提携に向けた基本合意書を締結いたしました。
伊藤様「広告とメタバースの可能性を模索する」
伊藤「JR西日本コミュニケーションズの伊藤です。本日、JR西日本コミュニケーションズは、REALITY XR cloud株式会社様とスマホメタバース領域において、事業の拡大と成長を共に目指すことを目的に、業務提携に関する基本合意書を締結いたします。
伊藤「今回の提携の背景や概要について説明いたします。まず、私たちJR西日本コミュニケーションズは、一般企業様や自治体様のマーケティング課題を解決するための広告代理店として、交通広告の開発管理や販売を行っている総合広告会社です。」
伊藤「メタバースXR領域では、世界中の人々がイベントや独自の世界を楽しむことができ、今後さらなる市場の拡大が見込まれています。私たちも、メタバースXR領域への取り組みを拡大し、リアル交通広告とXR技術を組み合わせることで媒体価値の向上を目指しています。」
伊藤「これらは今後の重要な課題と認識しており、JR西日本コミュニケーションズは、REALITY XR cloud株式会社様と戦略的な業務提携を目指し、本日覚書を締結することとしました。REALITY XR cloud株式会社様は、メタバースおよびWeb3.0関係の領域において、ビジネス向けソリューションを多数提供され『人がいるメタバース』の先駆者として注目されています。」
伊藤「両社の強みを掛け合わせることで、スマホメタバース領域のさらなる成長を目指すことが可能になると考えています。」
伊藤「主な提携内容について、以下の4点をご紹介したいと思います。 一つ目は、バーチャルとリアルを融合したソリューションの開発です。当社が管理するリアルのイベントスペースおよび施設と連携し、バーチャルのメタバース空間とリアルを融合したソリューション開発を目指したいと考えています。 」
伊藤「二つ目は、メタバースと交通広報による価値向上です。REALITY Worldsにおける広告スペースの共同開発を実施したいと考えています。メタバースと交通広告をセットにした商品開発の実現性を検証してまいりたいと思っております。」
伊藤「三つ目は、鉄道をはじめとするIPを活用したデジタルコンテンツの開発です。アプリケーション『REALITY』の中のアバターショップにおいて、IPを活用したコンテンツビジネスの可能性を検証するとともに、バーチャルとリアルを統合した様々な商品化の検討を行いたいと思っています。」
伊藤「四つ目は、メタバース構築サービスの販売代理です。当社は、スマートフォン系メタバースREALITYのワールド機能を法人向けに提供するサービス、REALITY Worldsの販売代理店として、一般企業や自治体などに対して営業活動を行っていきたいと考えています。」
伊藤「これらの努力を通じて、全国のメタバースに取り組むことを検討しており、企業や自治体のメタバースXRへの取り組みを全力で支えていきたいと考えております」
春山様「相乗効果を生み出していく」
春山「我々REALITY XR Cloud株式会社は、元々はREALITY株式会社の一事業部門だったのですが、企業や自治体からのメタバースのニーズが増えてきたため、様々なソリューションを開発してきました。」
春山「そして、拡大する開発組織と需要に対応するため、昨日発表した通り、GREE100%子会社として独立しました。 今後は、全国で自社の価値を高め、事業を展開していきたいと考えています。REALITY XR Cloud株式会社は、多彩なパッケージを用意しております。こちらで、もう少し詳しくご説明できればと思います。」
春山「まず私たちは、企業のニーズに注目し、GREEのグループ会社であるREALITYというスマートフォンのアプリの中に『REALITY Worlds』と呼ばれる空間を作る事業を始めました。私共のアプリ上に企業の空間を作るサービスです。」
春山「このサービスは、昨年6月に発表してから順調に進んでおり、昨年だけでも10社以上とコラボレーションし、今後も拡大していく予定です。また、自社で企業のホワイトレーベルのメタバース空間を構築したり、Web3関連の話をいただいたりと、メタバースやXRの周辺事業を展開しています。」
春山「今回、JR様との協業を通じて、弊社が持つメタバースやWeb3.0のノウハウを生かし、リアルを活用したメタバース領域をより進めていくことができればと考えています。」
春山「企業や自治体のマーケティング上の課題を解決するために、両社の知見を生かして取り組みたいと思っています。」
春山「伊藤副社長からご説明いただいた4つのポイントについては、JR西日本様やJRグループ様の駅や周辺の施設のスペースを活用し、リアルで行われるイベントをメタバースでも同時に実施することが考えられます。リアルとメタバースを組み合わせることで、新しいソリューションを開発していくことができると思われます。」
春山「二つ目の広告スペースの共同開発について検討しております。駅周辺の広告は非常に有効であることは皆様もご存知の通りだと思います。私たちのメタバースにも、最近広告を展開しており、様々な空間やスマートフォン内で表示されています。」
春山「REALITY Worlds には1ヶ月あたり約100万人以上が訪れます。この規模は、新しい広告価値を提供できる状況にまで来ていると考えています。JR様と共同で、リアルとメタバースの新しい広告メニューを作り出すことが面白いのではないかと考えております。」
春山「三つ目は、鉄道をはじめとする知的財産(IP)を活用したソリューションの開発です。まさに鉄道というIP、例えば電車や駅など、様々なものを活用できると思っています。」
春山「私たちの強みは『REALITY』というアプリの人気があって、収益拡大につながっていることです。私たちのユーザーは1000万人を超え、アバターでショッピングや会社、イベントなどの様々な状況を体験することができます。今回は、このような新しい活用方法を提供することで、さらに価値を高めることを検討したいと思っています。」
春山「 四つ目は販売についてです。こちらもシンプルな説明です。私たちはBtoBの事業として活動していますが、会社として何かを開発する力は非常に高いと思っています。」
春山「最近では、様々な企業様と取り組ませていただいていますが、西日本エリアを中心にしているため、まだまだ手が届かない地域もあります。そこをJR様と一緒に取り組んでいただけると、私たちも事業として拡大できるので、嬉しいと考えています。」
春山「今後も様々な企画を検討していきたいと考えています。ぜひ今後も注目していただけるとともに、ご支援いただけると幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。」
メタバースの有効性について
今回のJR西日本コミュニケーションズ様とREALITY XR cloud様の業務提携は、REALITY様が培ってきたメタバース構築力と、アプリケーション「REALITY」のユーザー数という影響力と、JR西日本コミュニケーションズ様の広告影響力と鉄道IPを掛け合わせることで、相乗的な効果を生むものであると思います。
本業務提携をもとに、西日本領域の企業様・地方自治体様がアプリ「REALITY」の中にワールドを構築したり、REALITYのアバターの中に鉄道IPを活用したものが現れる可能性も感じました。
大きな可能性を秘めた本提携の未来から、目が離せません。