Web3転職|ブロックチェーンエンジニアとしてWeb3転職できる?

Web3業界は急速に発展しており、ブロックチェーンエンジニアの需要も高まっています。本記事では、Web3業界へブロックチェーンエンジニアとして転職することに興味のある方に向け、その魅力や転職方法について詳しく解説しています。
コンテンツ [表示]
- 1Web3業界のブロックチェーンエンジニアとは?
- 1.1ブロックチェーンエンジニアの役割
- 1.2ブロックチェーンエンジニアの魅力
- 2ブロックチェーンエンジニアの年収
- 3Web3業界のブロックチェーンエンジニアの将来性
- 3.1ブロックチェーンエンジニアの需要
- 3.2ブロックチェーンエンジニアのキャリアパス
- 4ブロックチェーンエンジニアとしてWeb3転職するために必要なもの
- 4.1ブロックチェーンエンジニアに必須のスキル・資格
- 4.2ブロックチェーンエンジニアにあると便利なスキル・資格
- 5ブロックチェーンエンジニアに求められる人物像
- 6Web3業界未経験でも転職できる?
- 7Web3業界への転職活動とは?
- 7.1ブロックチェーンエンジニアの求人の探し方
- 7.2ブロックチェーンエンジニアの志望動機のポイント
- 8まとめ|ブロックチェーンエンジニアとしてWeb3転職しよう!
Web3業界のブロックチェーンエンジニアとは?
近年、Web3(Web3.0)というワードを耳にすることが多くなりました。
明確な定義はありませんが、経済産業省はWeb3.0により実現できる世界について以下のように説明しています。
【Web 3.0】:ブロックチェーンによる相互認証、データの唯一性・真正性、改ざんに対する堅牢性に支えられて、 個人がデータを所有・管理し、中央集権不在で個人同士が自由につながり交流・取引する世界。
簡単に言えばWeb3は、ブロックチェーン技術を活用した非中央集権型の新しいインターネットの概念と言えるでしょう。
ブロックチェーンとは、ネットワーク上の端末同士をダイレクトに接続し、取引データを暗号技術を用いて処理・記録する分散型台帳のことです。
このブロックチェーンに関わるブロックチェーンエンジニアとして、Web3業界への転職を検討している方も多いのではないでしょうか。
まずはブロックチェーンエンジニアがどのような仕事なのか、役割・魅力・年収について解説します。
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Web3やブロックチェーンについてわかりやすく知りたい方は、こちらの記事も是非ご覧ください。
ブロックチェーンエンジニアの役割
ブロックチェーンエンジニアは、ブロックチェーンに関わる開発を担当するエンジニアのことを指します。
一口にブロックチェーンエンジニアと言っても、その職種名は幅広く使われているのが現状で、企業やプロジェクトによって定義や担当範囲は異なります。
例えば、ブロックチェーンそのものの開発と、ブロックチェーンを活用したサービスの開発の大きく2つに分かれます。
この2つの業務内容に加え、扱うプログラミング言語についても説明していきます。
独自のブロックチェーンの開発
自社やクライアントのニーズに対して、新しく独自にブロックチェーン自体の開発をする場合があります。
ブロックチェーンに対する高い専門知識やスキルが必要となります。
ブロックチェーンを活用したサービスの開発
ブロックチェーンを活用したサービスやアプリケーション(DApps)の開発に取り組みます。
仮想通貨、NFT、ブロックチェーンゲーム(GameFi)、DeFi、NFTを活用したメタバースなど、様々な分野において、プラットフォームの開発やネットワークの構築、スマートコントラクトの開発などを行います。
ブロックチェーン開発で使用される言語
ブロックチェーン開発で主に使用されることが多いのは、以下のプラグラミング言語です。
- C++、C#
- JavaScript
- Go
- Solidity
C++、C#
ブロックチェーン自体を開発するためには、C++やC#を使用します。
特にC++はBitcoinの開発にも使用されており、仮想通貨関連のシステムとして標準的な役割を持っています。
JavaScript
Webページにブロックチェーンを実装するには、JavaScriptを用います。
web3.jsなどのブロックチェーンに関するライブラリも多数提供されています。
JavaScriptのフレームワーク内で機能するライブラリであるReact.jsも、Webサービス上のUIパーツ構築に適しているため、フロントエンドにおいてよく使用されます。
Go言語
Goは、Googleが独自に開発したプログラミング言語で、シンプルな文法や高速処理に特徴があります。
Ethereumのクライアントソフトウェアである「GoEthereum」はGoで記述されています。そのため、Ethereumのシステム開発やGoEthereumの使用には、Goのスキルが求められることが多くなります。
Solidity
Solidityは、Ethereumのスマートコントラクトのシステム開発に使用されることが多いプログラミング言語です。
スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上で契約を自動的に実行するプログラムのことです。
その他、Rust、Ruby、Java、TypeScriptなども用いられます。
初心者がブロックチェーンの仕組みや動作を学ぶ際には、Pythonが使用されることも多いです。
ブロックチェーンエンジニアの魅力
ブロックチェーンエンジニアの最大の魅力は、やはり新しい分野に触れられる点ではないでしょうか。
最新の技術や情報を取り扱い、次世代に必要とされるプロジェクトに携わった実績が得られます。
新規プロジェクトの立ち上げから関われるチャンスもあり、自分が開発したサービスが社会全体に大きな影響を及ぼす可能性を秘めています。
Web3は新しい領域ゆえに、常にアンテナを高く張り最新の情報や幅広い知識を把握することは大変とも言えますが、その分大きなやりがいにも繋がるでしょう。
ブロックチェーンエンジニアの年収
求人サイトに掲載されているブロックチェーンエンジニアの求人を見てみると、年収は大体500〜1000万円の範囲が多いです。中には1200万円の求人も見られます。
求人検索サイト「Indeed」によると、日本でのブロックチェーンエンジニアの平均年収は約736.7万円となっています(2023年7月28日時点)。
また、フリーランスエンジニア向けの求人検索サイト「フリーランススタート」によると、フリーランスのブロックチェーンエンジニアの想定年収は892.5万円となっています(2023年8月時点)。
対して一般的なエンジニアの平均年収は、職種によって異なりますが、約550〜660万円となります。
ですので、ブロックチェーンエンジニアは比較的高い水準の年収を目指せる可能性が高いと言えるでしょう。
出典元:
日本でのブロックチェーンエンジニアの給与|給与調査|Indeed (インディード)
ブロックチェーンエンジニアのフリーランス求人・案件一覧| フリーランスエンジニア募集|フリーランススタート
参考:賃金構造基本統計調査 / 令和4年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種|厚生労働省
Web3業界のブロックチェーンエンジニアの将来性
結論として、Web3業界及びブロックチェーンエンジニアの将来性は非常に高いと言えます。
以下では、ブロックチェーンエンジニアの需要とキャリアパスについてご紹介します。
ブロックチェーンエンジニアの需要
ブロックチェーンを活用したサービスは数多く開発されており、国内外の大手企業も続々と参入しています。
市場調査会社のグランドビューリサーチによると、世界のWeb3.0ブロックチェーン市場は、2030年までに335億3,000万ドルに達すると予想されています。2023年〜2030年の年平均成長率は47.1%になる見込みだそうです。
国内市場についても、世界と比較すると規模は劣りますが、確実に成長を遂げています。
株式会社ミック経済研究所によると、国内のブロックチェーン市場は年平均成長率66.4%増で成長を続け、2024年度には1,000億円を超えると予想されています。
出典元:
Web 3.0 Blockchain Market Size & Share Report, 2030|Grand View Research, Inc.
大きく活用用途広がるブロックチェーン市場の現状と展望 2019年度版|ミック経済研究所
ブロックチェーン市場の盛り上がりに比例し、その開発を担うブロックチェーンエンジニアの需要も高まっています。
比較的新しい技術であるため専門的な知識が必要となり、まだ開発の難易度が高いことからも、その人材は非常に重宝されると考えられます。
株式会社ビズリーチが運営する求人検索エンジン「スタンバイ」のIT関連求人の動向調査によると、2018年4月の時点でブロックチェーン関連の求人数は前年同月比4.2倍に増加していました。
また、フリーランスエンジニアの求人サイト「テクフリ」のデータベースをもとに運営元の株式会社アイデンティティーが調査したIT人材市況動向レポート2023年2月版では、新規人材における職種別平均希望単価ランキングでブロックチェーンエンジニアが2位にランクインしています。
出典元:
求人検索エンジン「スタンバイ」による求人動向調査|プレスリリース|株式会社ビズリーチ
ブロックチェーンエンジニアの平均希望単価が上昇! IT人材市況動向レポート2023年2月版を公開|株式会社アイデンティティーのプレスリリース(2023年3月15日 10時00分)|PR TIMES
テクフリ
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ブロックチェーンエンジニアのキャリアパス
ブロックチェーンエンジニアのキャリアパスは、企業や個人の志向により多岐に渡ります。
ブロックチェーン開発のスキルを磨いてスペシャリストとして専門性を高めるほか、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーなどのマネジメント職にキャリアアップする道があります。
また、ゆくゆくはフリーランスとして独立するという選択肢もあります。
Web3業界はまだ発展途上であるため、先見性を持って仕事をすることで、将来的に重要なポジションを開拓し活躍するチャンスも期待できます。
ブロックチェーンエンジニアとしてWeb3転職するために必要なもの
実際にブロックチェーンエンジニアとしてWeb3業界に転職するには何が必要なのでしょうか。
もちろん、求人によって必須要件・歓迎要件・求める人物像は異なります。
以下ではそれぞれを網羅的にご紹介しますが、応募したい求人に対して自分がマッチしているかどうかは求人ページの要件をよく確認しましょう。
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