【ゲームプロデューサーを目指す学生がクリエイターにインタビュー】 野望・熱意こそが全てである 小山順一朗#9

前回のまとめ
これまでは小山さんが梅澤先生から教わったというMIP理論について紹介していただいた。
小山さんは2024年から、日本工学院にて学生たちにMIP理論やこれまでの経験を教えています。
その中で学生たちに感じたことを聞いてみました。
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プロジェクトに参加した学生への印象
福山「これまで教えていただいたことと、その実践を日本工学院でされていると思いますが、学生たちに持っている印象を教えてください。」
小山様(以下、小山と表記)「Vision Craftっていう名前で、ゼロから商品を生み出して何者でもないみんなも何者かになろうぜってことのために人を集めました。」
小山「まずは、そんなことがしたくて集まった学生がいたということが中心です。80名から100名ぐらいきました。」
小山「その中で残っているのが1/3から半分ぐらいって感じですね。40人ぐらいは残ってるかな。」
─── まず100名近く受け入れられるだけのキャパシティがあるということに驚きですが、個人的な印象としては相当減っているなと思いました。残った学生はどんな人たちなのでしょうか。
小山「その人たちはやろうっていう気が凄いです。」
福山「自発的にそのプロジェクトに参加しようってなった人たちですしね。」
小山「そうなんですよ。今回思ったのは、やっぱり大事なのは野望なんですよ。」
成功の方程式
小山「成功の方程式ってのが実はありまして、これらは梅澤先生に教えてもらいました。」
小山「ちなみに、能力は時間かければ上がります。同じことをずっと繰り返していれば。」
小山「技術・やり方についても、YouTubeでも先生にでも教えてもらえば身に付きます。」
小山「運の部分はしょうがない。運ってものはあります。ただここは掛け算じゃなくてプラマイにしておきます。」
小山「でも一番大事なとこなんすよ。これ(熱意)がね。これがないとやっぱり失速しますね。」
小山「熱意が全てですね。これがないと何も始まらないっす。狂おしいほどまで、本当にやりたいの面白いと思ってんの?ってとこが大事になってきます。」
小山「友達に連れられて~とか、彼女がやりたいからって参加した人もいたし、暇だからって参加した人たちは、段々来なくなりました。」
─── これは何となく理解できました。実際何かを作るとなると楽しいだけではなくて、しんどい部分が必ずあると思っています。その時間が耐えられなくて居なくなってしまったんだろうなと想像します。そして、それを乗り越えさせてくれるものが熱意なんじゃないでしょうか。
福山「個人的に気になっている所として、熱意を持つということは当然凄く大切なことだと思っていますが、その中で熱意を持ち続けるっていうのが一番難しいのかなと考えているんです。」
小山「おっしゃる通りです。そうなんですよ。だからこちらも熱意を持ち続けられるように指導します。」
まとめ
企業が求める人物像として「熱意がある人」というものが提示されることは多々あります。ですが、特にクリエイティブに関連する業界を目指す人は、程度の大小はあれど熱意を持って目指していると思っています。
実は「熱意がある人」とは「熱意を持ち続けられる人」を指しているのではないかと、最近はそう考えています。
モチベーションや熱意みたいな話はSNSでもよく見かけますが、そこまで持続可能なものではないし、その維持に困っていることが多いように感じます。
#10ではその熱意を持ち続けさせるために小山さんが行っていることや考えについてお聞きします!
引用:https://www.neec.ac.jp/vision_craft/