2050年のメタバースをざっくり解説!|大手金融機関の未来予想図
2050年の未来。人類はどんな生活をしているのか?今年の4月1日に大手金融機関が発表した「2050年の日本産業を考える」というレポート。こちら、メタバースがふんだんに盛り込まれております。今回は2050年のメタバースをテーマに、ざっくり解説していきます!
2050年の世界を予測する大手金融機関
2022年4月1日。
とある大手金融機関が2050年の日本の姿を予想して話題になりました。
公開日がエイプリルフールではありますが、かなーーり真面目です。
銀行系のシンクタンクが出しているので、かなり頭のいい人たちの意見です。
そして、話が非常に具体的で、2050年のメタバース・デバイス・通信の話をしておりました。
これは、私が書くweb3のテーマど真ん中だ!
今回は、こちらのデータで語られている2050年の姿を、ざっくり解説していきたいと思います!
ざっくり解説|2050年でのメタバースの定義
まず、このレポートではメタバースはどう表現されているかというお話。
私の以前の記事では、メタバースとは「インターネット上の別世界」であると表現しました。
また、過去の記事でも「メタバース」という新しいWeb3用語がについても説明してきました。
大手金融機関のメタバースの定義とは?!
さて一方で、こちらの大手金融機関のレポートでは、こう表現されております。
・誰もが現実世界と同等(もしくはそれ以上)のコミュニケーションや経済活動を行うことができるオンライン上のバーチャル空間
・メタバース(MV)の定義は多様であり、メタバースの活用方法についても、リアルの生活を便利にするための使い方もあるが、リアルと切り離した世界としての使い方もある。
みずほ銀行のメタバースの定義のポイント
- 現実世界と同等(もしくはそれ以上)の体験ができる
- メタバース上でコミュニケーションができる
- メタバース上で経済活動(ものを買ったり売ったり消費したり)できる
- メタバースの定義はたくさんある(つまり、あくまで発行元の定義でしかない)
とのことです。
こちらのサイトでは、超ざっくりと説明してきましたが、より具体的に説明しております。
とはいえ、この定義だけ聞いても「わかんねーよ」っていう心の声が聞こえてきましたので、
こちらの大手銀行様がおっしゃっていることを、少しだけかみ砕いて説明させていただきます。
現実世界と同等の体験ができる|ざっくり説明
例えば、羊がいるとするじゃないですか。
もこもこしててかわいいですよね。
で、もこもこしててかわいかったら。つい撫でてしまったりする訳じゃないですか。
そしたら、手からもこもこしてたり、ふわっとしてたりする感覚を感じることができますよね。
では、インターネット上の仮想空間、メタバース上の羊はどうでしょうか?
例えばパソコンでメタバースにログインしてたとするじゃないですか。
羊にマウスのカーソルを合わせて、クリックするじゃないですか。
羊のもこもこ感を、感じることはできますか?
できないですよね。手の中には無機質なマウスがあるだけです。
ですが、メタバースの世界でも現実と同じ体験ができるということは、
その羊のもこもこ感であったり、動物特有の匂いだったり、歩く時の芝の感覚だとかを
現実世界と同じように感じることができる。
という状態を指していると思われます。
メタバース上でコミュニケーションや経済活動ができる
こちらについては、比較的イメージしやすいですよね。
インターネット上の仮想空間でのコミュニケーション。これは今もMMORPGなどで実現しています。
よりメタバース化が進めば、今のリモート会議で使っているようなあんなツールやこんなツールも
メタバース空間で行えるようになりだすかもしれません。
さて、経済活動。
これはざっくり言うと「他人とモノやお金の交換ができる」ということです。
今でもインターネット上でモノやお金の交換はしていますよね。
GAFAMのAの会社のECサイト。使っていますよね。
もっと言うと、みんなPayPayやLINE Payとかで、お金の送金してますよね。
ちょっとPayPay使える家族だと、お小遣いの送金とかも今やPayPayらしいです。
勢いでががっと書きましたが、
要は今でもインターネット上での経済活動はできる
ということを言いたいのです。
こちらについて詳しく説明したいのですが、詳しくは、
メタバースやGamefiなどについて説明した以前の記事をぜひ読んでいただきたいです!
メタバースの定義はたくさんある
これはもう、見ての通りです。
メタバースという単語はまだない世界を説明した単語ですし、
メタバースに詳しい投資家の方も「メタバースの7つの条件」なるものを定義しておりますが、
その本人のエッセイでは「この7つの条件以外にもあり得る」と語っています。
要するに、メタバースの明確な定義はまだないのです。
そして、どんな使われ方するかもまだ明確でないのです。
そういうことを言っております。
ざっくり解説|日本人の生活はメタバースでどう変わるのか?
さてでは、このレポートでは、2050年に生活はどう変わっているかについてどう語られているか。
こちらもまずは原文を引用いたします。
・メタバースが一般生活に広く浸透し、使っていない人がマイノリティになる。
・メタバースとリアル世界が共存する世界。人々は両方の世界を自由に使い分け
・衣服を例にとると。ECがメタバースに吸収され、ECでの購入は消滅。メタバースで着るための服をメタバース内で購入したり、リアルで着る服もメタバース内で購入する。
・五感と感情を把握するためのウェアラブル機器
・利用端末が多様化し、2050年にはスマホからのメタバースへのアクセスはゼロになる可能性も
・家や車のメタバース化、脳への直接的な刺激による感覚喚起が一般化する可能性も
すごい未来予想図だなと思いながら、ざっくり解説してまいります。
まずは、ポイントの整理から。
2050年のメタバース
- メタバースを使っていない人がマイノリティになり、メタバースとリアル世界を使い分ける
- リアルで使うものも、メタバース上で使うものも、すべてメタバース上のショップで購入。
- メタバースを体感する新しい端末(スマホやPCの次にくる)が誕生する
- 脳への直接刺激による感覚?!
まとめてみると、改めてはんぱない未来予想図ですね。
なんだかドキドキしてきました!
メタバースを使っていない人がマイノリティになる
メタバースを使っていない人が少数派になるそうです。
分かりやすく例えると、2022年にガラケーを手放さない人です。
うちのおばあちゃん(御年99歳)が、まさしくそうなのですが……
彼ら・彼女らは何かしら理由があってガラケーを手放さないですが、
※ガラケーが悪いとは言いません!お仕事の理由とか指の乾燥度とか、いろんな理由でガラケーを選んでいる人もいます!
スマートフォンという便利な端末が誕生して、スマホ持ってるのが一般的になった今でも。
ガラケーを決して手放さない彼らに私たちはちょっぴり「まだガラケーなのか……」と思います。
それと同じことが、メタバースでも起こるそうです。
2050年には「あの人、まだメタバースに家ないんだ……」ってなる世界が、
おそらく来るであろう。ということを語っております。
メタバース上のショップで購入
リアルで使う服も、メタバースで使うアバターも、すべてメタバース上で購入するそうです。
イメージとしては、ゲーム内にアイテムとか買えるお店あったりするじゃないですか。
あそこで取引が行われるイメージです。
今はみなさん、いわゆるECサイトを使って、欲しいものをポチって、家に届く訳ですが。
2050年にはメタバース上のお店に行って、
メタバース上で触って感覚を確かめたり、大きさを測ったりしながら、
実際の商品は家に届く、みたいな現実が、来るかもしれません。
メタバースを体感する新しい端末が誕生
今は、いわゆるインターネットを見るときに、みなさんスマホ使ったり、
PC使ったりして、自由にインターネットの世界を旅している訳ですよね。
こちらのレポートの予測だと、2050年にはそれらを使っている人はいなくなる可能性が高いそうです。
ほんまかいな?と思う反面。
確かにメタバースを高いレベルで実現するには、PCやスマホは役不足です。
これは筆者の持論ですが、その最大の理由は感覚がないからです。
先ほど、メタバースを説明するのに羊の触感の話をしました。
スマホやPCでメタバースの羊の触感を感じれますか?
たぶん、難しそうですよね。というか、感じれるようになったら、名前変わりそうですよね。
今私が使っているお気に入りのマッサージ機の話をします(唐突)
そのマッサージ機は、家電量販店とかで売っている足に巻くタイプで、
プロのマッサージ師の指圧を再現しているという、すんごいアイテムです。
5万くらいした。高かった。
こちら、私の休日のお供となっております。
なぜこんな話をしたかといいますと。
すでに人類は「仮想の触覚」を感じる手段を発明しているということです。
つまり、どういうことか?
先ほどの羊の話に戻して例えると、
羊のふわふわ感を感じれる手袋のようなデバイスができるかもしれないですよね?
以上、私の妄想の話でした。
リアルな話に戻ります。
かの有名なGAFAのAの企業(リンゴのほう)は、
2025年にARグラスを発売すると公言しているそうです。
また、これを進化させたARコンタクトも発明されるだろうと、
こちらのレポートでは述べています。
まとめると、メタバースを感じるための新しいデバイスが生まれるだろうということです。