【まとめ】メタバース|NFT|ブロックチェーン|の関係とは?超ざっくり・超かんたんに解説
Web3系の記事を4月から書いてきました。NFT、ブロックチェーン、メタバースなど様々な用語の解説を続けてきました。ですが「NFTとブロックチェーンとメタバースの関係をざっくりまとめてくれ」という声も多々。そこで今回は、各用語の関係をざっくりまとめていきます!
メタバースとNFTとブロックチェーンの関係とは?
まずは、ざっくり図で解説いたします。
以下の図をご覧ください。
中学の数学で見覚えのある、いわゆるベン図というやつです。
メタバース・NFT・ブロックチェーンの関係性をベン図で示すとこうなります。
そして、この図のポイントは下記の4点です。
メタバースとNFTとブロックチェーンの関係まとめ
- NFTはメタバースの中で活躍できる:①のエリア
- NFTはメタバースの外でも価値を発揮する:②のエリア
- NFTはブロックチェーン技術を使っているので、ブロックチェーンの輪の中にある
- ブロックチェーンはNFT以外でも活躍している:③のエリア
順番に解説していきたいと思います。
まとめてざっくり復習|メタバース、NFT、ブロックチェーンとは?
まずは復習。メタバース・NFT・ブロックチェーンといった各用語の意味を確認していきます!
メタバースとは?|インターネット上の仮想世界
詳細はこちらの記事に記載しておりますが、
メタバースとは「インターネット上にある仮想の世界」のことです。
そう聞くと、現実世界の中に違う世界(例えばホラーなど)を感じることができる
VRと混同する人もいるかもしれませんが、完全な別物です。
※詳細はこちらの記事に説明しております。
また「完全なメタバースってまだないよね」っていう
話をしているこちらの記事もよろしければどうぞ。
とにかく、メタバースとはインターネット上にある別世界のこと
だとざっくり理解していただければOKです。
まだこの話については記事にしていないですが、
メタバースはゲームと非常に相性が良いです。
以下の説明でメタバースとゲームが出てくるのですが、そこも念頭に置いて置いてください。
NFTとは?|「本物」の証明をされたデジタルデータ
詳細はこちらの記事を一度読んでいただきたいのですが、
NFTとは、ブロックチェーンの技術により
「ただひとつの本物」と証明されたデジタルデータです。
画像データはもちろんのこと、音声データなどもNFT化することができるので、可能性は幅広いです。
また「NFT=金になる」という話が世の中に流れている理由も、
こちらの記事で説明させていただきました。
ブロックチェーンとは?|安心安全なデータ管理の方法
詳細はこちらの記事をご確認いただきたいのですが(三回目の手抜き)
ブロックチェーンとは「データを安全に管理する技術」のことです。
後に改めて説明しますが、ブロックチェーンの技術を使うことでNFTを作ることができたり、
いわゆるお金である仮想通貨を作ることができます。
仮想通貨がどうやって作られているのかはこちらの記事の後半に書いております。
ほかにも、スマートコントラクトやコンセンサスアルゴリズムなど、
本気でブロックチェーンを説明しようとすると聞いたことのない横文字祭りが開催されるので、
本記事では「安全にデータを管理できる」「NFT作れる」ということだけ
覚えておいていただければOKです。
メタバースとNFTの関係とは?|①をざっくり説明
さて、ここから本題である「メタバース・NFT・ブロックチェーンの関連性」について語っていきます。
先ほど少し触れましたが、メタバースとゲームは相性が非常に良いです。
今でいうところのオンラインゲームを想像していただければよいと思います。
※オンラインゲームは完全なメタバースではないですが、メタバース×ゲームのイメージとしては近い存在といえます。
プレイヤーは自分の分身であるアバターを作成し、ゲーム内アイテムの武器や防具を装備します。
そして、仲間である他プレイヤーと一緒にゲームの世界でコミュニケーションを取ったり、
一緒にひと狩り行ったりしたりできる訳です。
そして、ここにNFTの要素が絡むとどうなるか?
例えばゲーム内アイテムがNFTになったら?
例えば自分が作成したオリジナルの武器防具をNFT化して、コピーできなくする。
こうすることで「真の意味で世界に一つしかない」装備を作ることができます。
また、運営側がとある最強武器をNFT化して、ゲーム内に1本しかない。
みたいな設定をすることも、技術的に可能な時代が来るかもしれません。
こういった意味で、ゲームとメタバース、そしてNFTは非常に相性が良いと言われております。
また、少し話がそれますが、NFTをゲームの中に導入している事例はすでにあります。
こちらの記事で紹介させていただいている「Crypto Spells」は、
そんなブロックチェーンゲームの一つです。
メタバースの外でのNFTとは?|②をざっくり説明
一方、メタバース空間以外でもNFTは価値を発揮します。
例えば、以前の記事では、アメリカ人のアーティストが作った
デジタルアートが75億円で落札された話もさせていただきました。
先ほどの復習の時間にもお伝えしましたが、
NFTの本質は「デジタルデータに本物のしるしを証し、価値を生み出すこと」です。
当然ながら、メタバースの外である現実世界でもそれは通用する訳です。
NFTとブロックチェーンの関係とは?|①②をざっくり説明
さて、ここでもう一度こちらの図をご覧ください。
ブロックチェーンの大きな円が、NFTの円を飲み込んでおります。
これが何を意味しているか。
NFTの作成にはブロックチェーンが必須ということです。
NFTの作成にあたっては、元となる画像データを「Mint(ミント)」という手順を踏むことで完成します。
そしてこの「Mint」は、ブロックチェーンの技術を使って行われます。
ゆえに、ブロックチェーンの輪の中に、NFTが含まれており、
ブロックチェーンをつかわないNFT はない。ということです。
NFT以外でのブロックチェーンとは?|③をざっくり説明
最後になりますが、③のエリア。
つまりは「NFTを作成する以外のブロックチェーンの使われ方」について
語っていきたいと思います。
端的に、もっとも有名なブロックチェーンの使われ方は仮想通貨でしょう。
その説明は以前の記事に任せるとして、ここでは仮想通貨とブロックチェーンの関係性を端的に。
仮想通貨の取引記録をブロックチェーンの技術で暗号化しています。
その暗号はスマートコントラクトな仕組みで運用されているので改変が難しく、
その暗号化の段階でコンセンサスアルゴリズムを使用しているので、より安全にデータを保管できます。
……以上です。本記事はNFTとメタバースとブロックチェーンの関係性を語るのがメインなので、
詳しい話は前の記事にお任せしたく思います(丸投げ)
まとめ|メタバースとNFTとブロックチェーンは、相互に関係している
さて、それでは改めてになりますが、まとめに移ります。
メタバースとNFTとブロックチェーンの関係まとめ
- NFTはメタバースの中で活躍できる:①のエリア
- NFTはメタバースの外でも価値を発揮する:②のエリア
- NFTはブロックチェーン技術を使っているので、ブロックチェーンの輪の中にある
- ブロックチェーンはNFT以外でも活躍している:③のエリア
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安全性の源泉は「コンセンサスアルゴリズム」にある。