【Web3用語集】DAppsとは|意味や解説

【Web3用語集】DAppsとは|意味や解説

【Web3用語集】DAppsとは|意味や解説

Web3.0とよばれるITについての話題の中で、意味がわからない専門用語などはありませんか? この記事ではブロックチェーンに関わる話題で使われる「DApps」という単語について、意味や定義を解説していきます。

コンテンツ [表示]

  1. 1DAppsとは|定義
  2. 2DAppsとは|解説
  3. 3Dappsとブロックチェーンとの関係|長所と短所
  4. 4Dapps の実例
  5. 5関連記事

DAppsとは|定義

「DApps」は(Decentralized Applications)の略称で、日本語の直訳では「分散型アプリケーション」という意味です。非中央集権的な分散型システムで作られたアプリケーションの意味であり、端的に説明すると「ブロックチェーンを使用したアプリの総称」になります。
スマートフォンのアプリケーションでも、提供する会社でiTunes、androidと呼び分けますね。
それと同じく呼び分ける際の区分だと思うと理解しやすいでしょう。
日本では分散型アプリケーションと呼ばれることもあります。

金融に関わる内容のものやエンタメ性の高いゲームなど、アプリケーションのジャンル問わずブロックチェーンを用いていればすべてDappsと呼びます。

現在使われているアプリケーションの多くがWeb2.0の時代、つまりブロックチェーン以前の物を引き続き使われています。例えば、Google chromeやInternet Edgeなどのウェブブラウザ、仕事用に多く使われているMicrosoftのアプリケーション、ほとんどのコミュニケーションツールやSNSなども従来のアプリケーションです。これから先、互換性のあるアプリがDAppsで開発されていくにつれて順次置き換わっていくと考えられてます。




 

DAppsとは|解説

Photo bygeralt

ブロックチェーンによる非中央集権的な分散型システムでのアプリケーションがDAppsであるということは、一番最初のブロックチェーンでの仮想通貨である「ビットコイン」こそが最初のDAppsです。

従来のアプリケーションの多くが管理サーバーに接続して利用する、クライアントサーバー方式です。対して、DAppsはP2P(ピアー・トゥ・ピアー)という方式になります。P2P方式は、利用者同士の情報共有で作り上げる方式で、Web3.0より前に理論的には存在していたのが、ブロックチェーンの技術によって実現可能になりました。


 

Dappsとブロックチェーンとの関係|長所と短所

DAppsはブロックチェーンの長所や短所などの性質をそのまま受け継いでいます。

長所としては、オープンソースになるため、誰でも参加可能であり公平性が保たれ、中抜きなどの中間マージンがとられません。また、改竄への耐性が高いため、セキュリティが高い信頼のおけるアプリになります。

短所としては、管理者がおらず利用者の合意形成で運営されるので、仕様変更が必要になった時などのアップデートや、サービスの一時停止がすぐには行えないなどがあります。

また、DAppsはブロックチェーンと同じく法的な整備がまだされていないので、これから先どういった扱いになるのかわからないという問題もあります。
 

まとめると、Dappsはロックチェーンの持つ特性によって以下3つが可能となっています。
 

DAppsのメリット

  • 人の手を介することで発生するコストをスマートコントラクトで削減
  • オープンソースでコードを真似て制作費用をおさえてアプリ制作が可能
  • ユーザー情報などプライバシーが開示されない

その反面ブロックチェーン技術の特性を生かした活用が発展途上であることから

DAppsの課題

  • 取引の手数料(ガス代)が取引すべてにかかり、その料金も変動する
  • 支払いは暗号資産のみで法定通貨での支払いは不可
  • トラブルがあっても仲介する組織の金銭的な補填・保証がないため個人の責任が大きい

・・・といった課題もあります

Dapps の実例

現在、DAppsが多く作成されているのが、仮想通貨としても流通しているブロックチェーンの「イーサリアム」です。

作りやすいプラットフォームが用意されておりスマートコントラクト化されているので、作成に対してのハードルが低く初心者でも参入しやすくなっています。

ただし、イーサリアムを使用するうえで必須となるガス代がかかることや、イーサリアム自体が大規模なブロックチェーンとなってきているため処理速度に時間がかかる問題があります。
 

有名なDApps

Dappsの実例|プラットフォーム

Dappsの実例|暗号資産

海外のNFTマーケットプレイス5選|OpenSea|makersplace|Foundation|Nifty Gateway|Raribleのイメージ
海外のNFTマーケットプレイス5選|OpenSea|makersplace|Foundation|Nifty Gateway|Rarible
2022年現在、NFTマーケットプレイスは国内外に数多く存在します。国内のマーケットは利便性に富んでいる一方で、海外のマーケットプレイスには日本の市場にはないダイナミックな流動性があり、様々な個性に溢れています。本記事ではそんな海外のNNiftyマーケットプレイスについてご紹介いたします!

関連記事

【Web3用語集】ブロックチェーンとは?|分かりやすい動画3選|書籍3選のイメージ
【Web3用語集】ブロックチェーンとは?|分かりやすい動画3選|書籍3選
ブロックチェーンとは何なのか?についての記事です。Web3時代に必須の技術「ブロックチェーンとは?」という問いについて信用できるメディアが何と言っているのか?また「ブロックチェーンとは?」を説明した動画や書籍を紹介していきます!
【Web3用語集】スマートコントラクトとは?|分かりやすい動画と書籍まとめのイメージ
【Web3用語集】スマートコントラクトとは?|分かりやすい動画と書籍まとめ
昨今、ブロックチェーンと共に話題になっている「スマートコントラクト」について解説する記事です。スマートコントラクトという言葉の定義についての解説と、初心者向けの記事、わかりやすい解説動画やおすすめの書籍などをご紹介します。
【Web3用語集】トークンエコノミーとは|解説のイメージ
【Web3用語集】トークンエコノミーとは|解説
Web3.0の話題の中で、意味がわからない専門用語などはありませんか。この記事ではブロックチェーンによる仮想通貨の話題で使われる「トークンエコノミー」という単語について、意味や定義を解説していきます。
茶ぼてん
ライター

茶ぼてん

おすすめの記事

Recommended Articles
  • ゲーム企画の伝え方 〜より良い企画を作成するために抑えるべきポイント〜

    2024.02.13

  • 【完全版】ChatGPTを使いこなすための汎用プロンプト16選

    2024.03.22

  • ChatGPTを使ったゲーム企画書の書き方|すぐに使えるプロンプトと実例

    2024.03.22

リンクと画像の例

Risdom事前登録受付中!

Sample Image

タワーオフェンスゲーム「Knightcore Kingdom(ナイトコアキングダム)」日本上陸!

タワーオフェンスゲーム「Knightcore Kingdom(ナイトコアキングダム)」