【完全版】NFTアートとは何か?|始め方を初心者にもわかりやすく解説!
NFTアートは、創作をする人だけではなく、投資的な切り口で参入される方も多い分野です。一方で「NFTとは何なのか」や「始め方が分からない」といった悩みが多いのもNFTあるあるです。本記事では「NFTアートの始め方とは?」をテーマに、わかりやすく解説いたします!
コンテンツ [表示]
- 1わかりやすく解説|NFTとは?
- 2わかりやすく解説|NFTアートとは?
- 3わかりやすく解説|NFTアートの始め方とは?
- 4始め方|NFTアートを探す方法とは?
- 4.1OpenSeaで探す
- 4.2Twitterで探す
- 4.3有名なプロジェクトを選ぶ
- 4.4GAMEMOを参考にする
- 5始め方|NFTアートを買う時に必要なものとは?
- 5.1①暗号資産取引所の口座|BITPOINTなど
- 5.2②仮想通貨|ETHなど
- 5.3③ウォレット|MetaMaskなど
- 5.4その他あると便利なもの
- 6始め方|OpenSeaでNFTアートを買う方法とは?
- 6.1①暗号資産取引所(BITPOINT等)でETHを買う
- 6.2②暗号資産取引所の口座からウォレットにETHを送金する
- 6.3③OpenSeaにウォレットを接続する
- 6.4④欲しいNFTアートを選びカートに入れる
- 6.5⑤購入を確定する
- 7始め方|買ったNFTアートを出品する
- 7.1①出品したいNFTアートを選ぶ
- 7.2②価格を決めて確定する
- 7.3③ウォレットで認証する
- 7.4④売れるのを待つ
- 8始め方|わかりやすく注意点を解説
- 8.1ウォレットの秘密鍵を教えない
- 8.2ウォレットの秘密鍵をなくさない
- 8.3ウォレットアドレスを間違えない
- 8.4買った覚えのないNFTには触らない
- 9まとめ|NFTアートを楽しもう!
- 10免責事項
わかりやすく解説|NFTとは?
まず、そもそもNFTとは何なのかについて説明します。
当サイトでは、NFTをわかりやすく説明する際に「デジタルデータに名前を書くこと」だと表現しております。
具体的にどういうことなのか。当メディアで以前公開させていただいた、漫画でNFTを解説するシリーズから再掲させていただきます。
NFTを理解する4つのポイント
- ブロックチェーン技術で所有者と取引記録が記録されている。
- 取引履歴を追跡することもできる(誰でも確認できる)
- データの改ざんに強い
- 正式名称はノン・ファンジブル・トークンの略で日本語では「非代替性トークン」と訳されている。
発行されたNFTは、取引されるたびにブロックチェーン上に取引情報が記録されます。
なので、非常に改ざんが難しい方法で「所有者」を記録することができます。
そのため、当サイトでは「デジタルデータに名前を書くこと」とざっくりとした説明をしています。
一方で、様々な公的機関やコンサルティングファームがNFTの説明をしています。
本記事では、経済産業省がどういった定義でNFTという単語を使っているのかもご紹介します。
それがこちらでございます。
NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)とは、「偽造・改ざん不能のデジタルデータ」であり、ブロックチェーン上 で、デジタルデータに唯一性を付与して真贋性を担保する機能や、取引履歴を追跡できる機能をもつ。
難しい表現をしていますが、要するにNFTは「ブロックチェーンの技術を使うことで、複製や改ざんが難しいデジタルデータ」であり「取引履歴を追跡したりすることができる」ものなんだと理解していただければ十分だと思います。
こういったNFTの性質から、NFTについて語る書籍やネットの記事では、NFTを「デジタル証明書」であるという説明がされることもあります。
NFTについてもっと深く理解したい方は、NFTについてわかりやすく説明した過去記事がありますので、ご参考までに。
わかりやすく解説|NFTアートとは?
NFTには様々な使用例があります。デジタルイラストや写真を紐づけた「NFTアート」、NFTをゲームに活用した「NFTゲーム」、音楽データをNFTにした「NFT音楽」など、世の中で様々な形でNFTが誕生し、取引されています。
そんな様々な種類のあるNFTですが、今回はNFTの中でも人気のあるジャンルの一つである「NFTアート」について語っていきたいと思います。
NFTアートは、一言で言うと「画像データと紐づいたNFT」です。
NFTアートは、有名なオークションハウスで高額落札されたり、『Bored Ape Yacht Club』などの有名コレクションが高値で取引されていたりといった夢のある事例を生み、NFTの名前が一躍有名になるきっかけとなりました。
そのため、NFTと聞いたらNFTアートを思い浮かべる人も多いと思います。今回はこの「NFTアート」の始め方についてわかりやすく解説していきたいと思います。
わかりやすく解説|NFTアートの始め方とは?
まず、前提として、NFTアートのかかわり方は一つではありません。
NFTアートを制作するクリエイターとしての関わり方もあれば、NFTを買って楽しむコレクターとしての関わり方もあります。
価値の上がりそうなNFTを購入して、値上がりしたら売る「NFTの投資家」として関わる方法もあります。
今回はこの中から、NFTコレクターやNFT投資家にとって必要な買うNFTを選ぶ方法、NFTを買う方法、NFTを出品する方法について、順番に説明していきます!
始め方|NFTアートを探す方法とは?
まずは、どのNFTアートを買うのかを決めましょう。
NFTアートを探す基準の例
- 自分の好きな作風・コンセプトか
- 買った後に楽しめそうか
- 将来性がありそうか、人気になりそうか
- 運営やコミュニティが活発か
コレクターとして買うのか、投資家として買うのかによっても基準は変わってくるでしょう。自分が何を求めているのかを考え、それに沿って探してみましょう。
具体的なNFTアートの探し方として、以下4つの方法を紹介します。
OpenSeaで探す
まずは、世界最大級のNFTマーケットプレイス『OpenSea(オープンシー)』から直接探す方法です。
下のリンクからOpenSeaの公式サイトにアクセスしてください。
OpenSeaでのNFTアートの探し方
- 検索バーに入力する
- ランキングを見る
ある程度気になっているクリエイターやコレクションがあれば、検索バーで探してみましょう。
そういった情報をほぼ知らない初心者の方は、ランキングから探すのがおすすめです。
トップページから少し下にスクロールすると、「トレンド(Trending)」と「トップ(Top)」のタブにそれぞれランキング形式でNFTコレクションが並んでいます。ヘッダーの「統計(Stats)」から「ランキング(Rankings)」を選択しても、同様に確認することができます。
Twitterで探す
Twitterでは、NFTアートに関連する新鮮な情報が日々発信されています。情報量は多いですが、その分選択肢は広がるでしょう。
TwitterでのNFTアートの探し方
- ハッシュタグで検索
- 宣伝枠ツイートのリプ欄を見る
NFTクリエイターの多くは、作品を宣伝するときにハッシュタグをつけています。よく使われるハッシュタグで検索してみましょう。
- 「#NFTJapan」:日本のNFT作品に関するツイート
- 「#NFT」「#NFTs」:NFT関連の全てのツイート
- 「#nftart」:NFTアート関連の全てのツイート
- 「#NFTartist」:NFTアーティストからのツイート
- 「#nftcollectors」:NFTコレクター向けのツイート
- 「#giveaway」:NFTのプレゼント企画のツイート
宣伝枠ツイートのリプ欄から探す方法もあります。宣伝枠ツイートとは、リプ欄に自由にNFTアートを宣伝していいツイートのことです。
「#NFT宣伝枠」「#NFT紹介枠」「#NFT買います」などのハッシュタグのついたツイートのリプ欄から探してみましょう。
有名なプロジェクトを選ぶ
価格が多少張っても良いので、有名なNFTコレクションを買うという選択もあります。
有名なNFTコレクションを買うメリットとしては、持っていることでNFTのつながりが広がる可能性があるという点です。
ある程度有名なNFTプロジェクトは、そのプロジェクトのNFTを買った人だけが参加できるDiscordのサーバーがあったりと、コミュニティ機能が充実しています。NFTがコミュニティの参加権のように機能しているのです。
一方デメリットとしては、一定の資金力が必要であることです。有名プロジェクトのNFTは、有名であるがゆえに比較的高額で販売されることもあります。
GAMEMOを参考にする
当メディア『GAMEMO』では、様々なNFTアートについての紹介記事を掲載しています。
それぞれの特徴や魅力についてわかりやすくまとめていますので、読むことでどのようなプロジェクトなのかがわかります。
ぜひ記事の内容を参考に、お好みのプロジェクトを探してみてください。
始め方|NFTアートを買う時に必要なものとは?
NFTアートを買うために、まずは以下の3つを準備する必要があります。
①暗号資産取引所の口座|BITPOINTなど
暗号資産取引所とは、現実の通貨をETHなどの仮想通貨に変換する場所のことです。
ここで仮想通貨を購入するには、現実の銀行と同様に「口座」を作成する必要があります。
以下の記事で『BITPOINT(ビットポイント)』の口座開設の方法を解説しています。
↓ BITPOINTの口座開設はこちらから ↓
②仮想通貨|ETHなど
NFTアートの取引には仮想通貨のETH(イーサリアム)が主に使われています。
暗号資産取引所でETHを買う方法については、後ほど詳しく解説します。
③ウォレット|MetaMaskなど
仮想通貨を保管・管理するお財布も必要で、これをウォレットと言います。
最も有名なウォレットである『MetaMask(メタマスク)』の設定方法は、下記のリンクに詳細がありますので参考にしてみてください。
その他あると便利なもの
NFTアートの購入に必須ではありませんが、あると便利でより楽しめるものも紹介します。
SNSのアカウント
NFTアートのクリエイターは、Twitterで情報発信している場合がほとんどです。最新の情報をすぐにキャッチできるよう、Twitterアカウントを作成しておくと便利でしょう。
クリエイターやコレクターなどのアカウントをフォローすることで、情報収集や交流ができます。
Discordもまた、NFTプロジェクトのコミュニティとして使われていることが多いので登録をおすすめします。
始め方|OpenSeaでNFTアートを買う方法とは?
さて、ここからは具体的なNFTアートの購入方法についてお伝えしていきます。
①暗号資産取引所(BITPOINT等)でETHを買う
暗号資産取引所の口座に日本円を入金し、ETHを購入します。
BITPOINTを使用する場合の入金方法とETHの買い方は、先ほども紹介した別記事にて詳しく解説しています。
②暗号資産取引所の口座からウォレットにETHを送金する
ETHを購入できたら、暗号資産取引所の口座からウォレットに送金します。
ウォレットアドレスを暗号資産取引所の送金フォームの送り先にペーストし、送金処理をしましょう。
注意点|最低金額
暗号資産取引所によっては、出金できる最低金額が設定されています。
BITPOINTからETHを出金する場合は0.1ETHが最低金額となります。
③OpenSeaにウォレットを接続する
ウォレットに送金が完了したら、OpenSeaにMetaMaskを接続します。
まず、OpenSeaのウェブサイトにアクセスします。
右上から「ウォレットを接続」→「MetaMask」と選択してください。
MetaMaskが開きますので、「次へ」→「接続」→「Accept and sign」→スクロールして「署名」の順番で接続します。
ユーザー名とメールアドレスの追加・認証をしたら接続完了です。
注意点|入金されているか確認しよう!
接続が完了したら、ウォレットに送金したETHが問題なく反映されているか確認しましょう。
注意点|即座に反映されない場合が多い
送金処理を正しく行なっても、即座にウォレットに反映されないことが多いです。
多くの場合、ブロックチェーン上の処理が遅れていることが原因なので、焦らないことが大切です。
④欲しいNFTアートを選びカートに入れる
さて、いよいよ欲しいNFTアートを購入してみましょう。
NFTアートの上にカーソルを合わせて「カートに追加(Add to cart)」を選択します。
⑤購入を確定する
カートを確認し「購入を完了(Complete purchase)」を選択してください。
ガス代を確認し、最終的な価格を確かめて「確認」を押します。
トランザクションが完了したら購入完了です。
注意点|トランザクション
トランザクションとは、ブロックチェーン上の処理のことです。
ネット環境が不安定な時や、ガス代を低く設定しすぎた場合などにエラーが発生することがあります。するとトランザクション詰まりが起き、現在の処理が完了しないだけでなく新規の処理もできません。
詰まったトランザクションを通すには、エラーが解消するまで待つか、追加でガス代を支払えば解決する場合が多いです。
トランザクションをキャンセルすることもできます。しかしこの処理にもガス代がかかる上、キャンセル用に発行した新しいトランザクションも詰まってしまうことがあるので注意しましょう。
始め方|買ったNFTアートを出品する
買ったNFTアートを「List(リスト=出品)」することで、転売も可能となります。
転売の種類には、設定した価格で出品する「固定価格」と、オークション形式で価格が変動する「時間指定オークション」があります。
ここでは、固定価格でのListの方法について解説します。
①出品したいNFTアートを選ぶ
プロフィールより現在保有しているNFTアートの一覧を表示し、出品したいNFTアートを選択します。
ページ右上の「販売(Sell)」をクリックしてください。
②価格を決めて確定する
「固定価格」を選択し、価格(Price)の欄に売りたいNFTアートの価格を入力します。
必要に応じて、販売期間(Duration)を設定することもできます。
設定が決まったら、「リスティングの掲載を完了(Complete listing)」をクリックしてください。
注意点|ガス代とは?
ガス代とは、ブロックチェーン上での取引の際にかかるネットワーク手数料のことです。常に仮想通貨の価格やネットワークの混雑状況によって変動します。
OpenSeaでは、2022年6月よりETHチェーンで初回出品時にかかるガス代は無料になりました。しかし、NFT購入のオファーを受け入れたときや、出品を中止したときなどにはガス代の支払いが生じるので注意しましょう。
注意点|クリエイターフィーとは?
クリエイターフィーとは、NFTが二次販売された時に販売金額の一部としてクリエイターに支払われる手数料のことで、ロイヤリティとも言われます。
OpenSeaでは、クリエイター設定した割合(0.5%〜10%)に応じて、販売時の売り上げからクリエイターフィーが徴収されます。
注意点|OpenSeaの手数料
ガス代やクリエイターフィーの他に、OpenSeaの手数料もかかります。
これはNFTが売れたタイミングでかかる販売手数料で、一律して販売価格の2.5%がOpenSea側に支払われます。
③ウォレットで認証する
最後に、指示に従ってウォレットで署名しましょう。
「アイテムが出品されました!(Your item is now listed for sale)」と表示されたら、出品完了です。
④売れるのを待つ
あとはListしたNFTアートが売れるのを待ちましょう。
状況を見て、設定した価格が高いことで売れないような場合は、値下げ設定をすることも可能です。
始め方|わかりやすく注意点を解説
NFTアートの収集や取引は非常に魅力的なものです。しかし、注意点を理解していないとあっけなく資産を失ってしまうリスクもあります。
詐欺やハッキングに遭わないため、または「セルフGOX(=自分の過失で仮想通貨を紛失、引き出せなくなること)」を防ぐためにも、以下のことに気をつけましょう。
ウォレットの秘密鍵を教えない
ウォレットの秘密鍵は、資産の所有者だけが知るプライベートキーであり、ウォレットのアカウント(ウォレットアドレス)ごとに発行されています。
秘密鍵さえ知っていれば、ウォレット内の資産を移動することができます。悪意のある他人に資産を盗まれないために、誰にも教えないようにしましょう。
秘密鍵のほかに、「シークレットリカバリーフレーズ(シードフレーズ)」というウォレットごとの暗号もありますね。こちらも同じく資産にアクセスするための重要な情報ですので、絶対に外部に漏らしてはいけません。
ウォレットの秘密鍵をなくさない
秘密鍵を忘れてしまった場合、そのウォレット内の仮想通貨は永久に使用できなくなってしまいます。ログインパスワードと違って容易に再発行ができないため、紛失・失念にはくれぐれも注意しましょう。
セキュリティのため、オフラインでの厳重な保管を推奨します。紙に書いておくか、USBや外付けHDDなどの外部ストレージに保存するなどの方法があります。
ウォレットアドレスを間違えない
ウォレットアドレスを一文字でも間違えて共有してしまうと、仮想通貨が誤った相手に送金されてしまうことがあります。
この場合、資産は二度と元には戻らないので注意してください。
ウォレットアドレスを共有する際は、正しいアドレスを正確にコピペするのが基本です。
買った覚えのないNFTには触らない
OpenSeaの自分のコレクションに、買った覚えのないNFTが紛れ込んでいることがあります。それは危険なスパムNFTかもしれません。
むやみに触ると、最悪の場合ウォレット内の資産を抜き取られる可能性もあります。
このようなNFTを削除する(バーンする)方法もありますが、「何もしない」のが一番です。触らず放置しておくことを推奨します。
まとめ|NFTアートを楽しもう!
NFTアートの始め方について紹介させていただきましたが、具体的な方法について理解が深まったでしょうか。
ぜひこれを参考に、興味のあるNFTアートを見つけて実際に取引してみてはいかがでしょうか?
本記事が、皆様にとってNFTアートを楽しむきっかけやお手伝いになれば幸いです。
免責事項
一連の記載は、一般的な情報提供を目的に作成されたものであります。
暗号資産(仮想通貨やNFT)取引の推奨やアドバイス、勧誘を目的としたものではありません。
暗号資産取引に関する意思決定は、皆様ご自身の判断と責任でお願いいたします。