【Switch】謎解き・脱出ゲームのおすすめ39選！1人プレイから協力プレイまで

同人サウンドノベル「ひぐらしのなく頃に」は正解率１%というキャッチコピーで漫画化やアニメ化などもされた人気シリーズです。「ひぐらしのなく頃に奉」は、出題編4作・解決編4作のシリーズのメインシナリオといえる8作を主軸とし、今まで出ていた外伝的な11作品、今作から追加された新規作品を4作、合わせて23本のシナリオを遊ぶことができます。

昭和58年の雛見沢という山奥の村で起こる日常と惨劇を描いた作品で、田舎特有のゆるやかでコミカルな日常から始まり、田舎の閉塞感や猜疑心にさいなまれ惨劇へと至ってしまう人間関係や心理描写を深く描いているテキストアドベンチャーです。

シリーズの集大成、23本のシナリオのボリュームは圧倒的で、フルボイスということもあり一通り読むだけでも200時間を超えるであろう大作となっています。

島根県を舞台として映像作家「八雲凛太朗」と女優「リホ」の2人の視点で物語を進めていくテキストアドベンチャーです。

さくさくと進むタイプのゲームで、魅力的なキャラクターが織り成す会話も面白く、見ているだけでも楽しいです。その分ボリュームは控えめでプレイ時間は20時間ほどで、手軽に遊べるゲームです。

またキャラクターが謎解き推理までも饒舌にしゃべってしまい、解明するパートでは主人公が自力で答えを出してしまうので、あまり推理ゲーム特有の謎を解いた爽快感などは覚えないかもしれません。開発が出版業界の大御所「角川」なので、ゲームというより推理小説を読んでいる感じが強くなっています。

20世紀初頭の英国が舞台です。とある伯爵家で働く主人公は、主人の伯爵が死ぬ予知夢をしてしまいます。主人の死をさけるべく、夢で見た知識を使い謎を解いていくストーリーです。シナリオは乙女ゲーム的な雰囲気があり、すこし女性向け作品かもしれませんが、主題は推理ゲームなので、恋愛要素はそこまで強くありません。

屋敷を探索し、手がかりを見つけて犯人に突き付けるという探索・尋問パートに分かれたシステムです。謎解きの難易度も高めで、テキストをじっくり読まないと解けない謎もあり、ボリュームは少な目ながらも歯ごたえのある推理ゲームとなっています。

怪物・幽霊・殺人鬼などが出てくるジャンルで、血や死体の描写があるため多くがR指定がされています。アクションゲームの場合は「追跡者」と呼ばれる「プレイヤーを追いかけてくるが、戦闘で勝つことができず逃げることしかできない敵」という要素もあります。

時間制限や失敗がそのままゲームオーバーにつながることも多く、操作の焦りやびっくりさせてくる場面などもありスリル・緊迫感のあるゲームジャンルです。

「バイオハザード」シリーズは、1996年にカプコンが販売し、ハリウッドで実写映画化もされた人気のゾンビゲームシリーズです。「Biohazard　HD REMASTER」は初代バイオハザードのリメイクです。グラフィックやサウンドが向上したことにより、より恐怖感を煽るゾンビの迫力があります。

ゲームのシステムとしても最新のシリーズ作品とは少し趣が違っています。キャラクターの主観視点や背後からの視点ではなく、固定された俯瞰視点でカメラ操作をすることができません。ゲームとしては不自由な作りですが、思い通りにならない、見えない死角があるという要素がホラーとして適切なデザインとなっています。ゾンビものですが、倒しても経験値などは無く、戦う旨味はありません。銃の弾薬や持ち物を持てる数にも制限があり、敵を倒すことよりも、自分が生き残ることを重要視されているサバイバルゲームとしての側面が強いです。

推理ゲームとしての要素は、攻略の最中にあります。パズルや鍵の番号などが屋敷中にちりばめられており、謎を解いたりしないと先へ進む道が閉ざされていたり、アイテムが入手できなかったりします。ただし、あくまでもメインはアクションゲームで謎解き要素は最低限です、推理を目当てに購入されることはお勧めしません。

2012年に公開されたフリーゲーム「マッドファーザー」を2016年にリメイクしたもののSwitch版です。グラフィックやシステムが改善、2週目要素の追加がされています。

プレイヤーは、狂気にとらわれてしまった父親を捜す少女「アヤ」を操作して、いつの間にか呪われたような内装になってしまった屋敷を探索していくゲームです。物語の進行に関係ないサブミッションや謎解きをクリアすると「ジェム」と呼ばれるアイテムを入手することができ、これを集めることで物語の核心に迫れる隠しシナリオへ進めます。

元がフリーゲームということでプレイ時間は数時間でエンディングまでいけますが、マルチエンディング方式なので繰り返し遊ぶことでより深く物語を理解できます。シナリオもよくできており、絶妙な演出で上質なホラー映画を見た後のような充実感を味わえます。

「リマザード」は3部作のゲームで、「リマザード：トーメンテッド ファーザーズ リ」 はその1作目となります。歪んだ家族関係を描いた、暗い屋敷で引き起こされるサイコホラーです。主人公の「ローズマリー」を操作し、錯乱したフェルトン博士に追われながら謎を解明していきます。

このゲームでは没入感を高めるため、画面に表示される体力などのゲーム的なUI情報が最低限になっています。謎解きも感覚だよりで、推理力以外にもプレイヤー自身の五感や洞察力まで試されるものです。追手に追われる緊迫感の中で手に汗を握るスリルと、そこを切り抜ける判断力を必要とします。グラフィックやサウンドも秀逸です。イタリアの作曲家による音響と、練りこまれたシナリオが合わさり、恐怖と悲哀の暗い作品世界に深くのめりこんでしまいます。