【PS4】インディーズゲーム50選！ジャンル別おすすめソフト

シミュレーションゲームは、アクション要素をあまり必要としないものが多いジャンルです。代わりに思考力や計画性など考えながら選択をする要素が多くなっています。RPGも広義的に見れば戦闘シミュレーションゲームといえます。

戦略性の高いストラテジーゲームが主流で、SIMと略して呼ばれることが多いです。物資や資金を管理する経営ゲームや、時間をかけて楽しむ育成ゲームなどもシミュレーションゲームの一種です。

インディーズゲームでは、作成したマップを歩くだけのゲーム的な目的の薄い、歩行シミュレーターと呼ばれるものも多く発表されています。

えーでるわいすが開発した、3Dの稲作シミュレーションゲームかつ横スクロールアクションゲームです。非常にリアルな稲作のシミュレーションが話題を呼び、100万本を超える出荷台数や日本ゲーム大賞の優秀賞をとるなどしました。

舞台は日本神話をモチーフとしており、神や妖怪のいる和風ファンタジーの世界観です。主人公のサクナヒメは武神と豊穣神の間の子のため、普通のRPGなら敵を倒してレベルを上げるところを、敵と戦っても経験値は手に入らず、稲作をすることでレベルが上がり強くなります。「米は力だ」というキャッチコピーのとおりの独特なシステムです。

稲作のシミュレーションは、田んぼの石を取り除くことからはじめ、土を耕し、水量を決めて、苗を手作業で植えてと非常にリアルな行程を経てお米を作り上げていきます。収穫後の米の取り扱い、苗にするか食料にするかまで自分で決めるためプレイしているだけで米農家のことが一通りわかったような気になるほどです。まさにシミュレーションゲームというリアルさなので、子供の情操教育にもよい作品です。

エリック・バロン氏が個人で開発した、脱サラして田舎でスローライフを送る牧場シミュレーションゲームです。

時間は自動で進み行動するごとに体力を使い、牧場を自分で整備し野菜の栽培や家畜の育成、作物を出荷してお金を手に入れるなど、非常に「牧場物語」ライクな作品です。村には四季によってさまざまな変化が訪れ、菜園や酪農の他にも釣りや探鉱など様々な要素があり、スローライフといいながらも一日一日が忙しくやることが尽きません。

インディーズゲームでありながら、住人の数がとても多く、イベントも幅広く沢山あることが特徴です。時間の制限などはなく自由度も高いため、プレイヤーがやりたいことをやれる、のめりこみやすいゲームとなっています。それでいて、一日の行動には体力や時間などの制限があるため、あともうちょっとやりたいというところで家に帰らなければならず、やり残したことをやってからとあとちょっとだけプレイしていたら、他にもやりたいことができてしまい……と、そのまま次の日も時間を忘れてプレイしてしまう中毒性の高いゲームです。

Thunder Lotus Gamesの開発した、船で旅する2Dのアドベンチャーゲームです。カートゥーン調のグラフィックやアーティスティックな背景と心にくるシナリオが情緒を揺さぶる作品です。

旅をする大海原は現実の世界ではなく、迷える魂がさまよっている場所です。主人公のステラは島々を巡って乗客を集め、乗客の願いを聞いて成仏させながら旅をしていきます。

個性豊かなキャラクターと触れ合いながら、心を通わせ未練を解いていく船旅は、切なくもどこか清々しい感動を味わえます。船は乗客を乗せたり、リクエストを聞いたりするごとに少しづつ違法建築のアパートのようなごちゃごちゃとした見た目になっていくのが面白いところです。

Coffee Stain Studiosがプログラムの訓練として作ったゲームが、動画サイトで人気を呼び発売されるに至った、山羊を操作する3Dアクションゲームです。

ゲームの目的はありません。ウォーキングシミュレーターといったジャンルのようにただワールドを自由に動き回れるだけです。

操作は移動とジャンプ、そして横になるボタン、山羊らしく頭突きも可能です。これ以外にもゲーム中に追加される特殊なボタンもありますが、クリアなどはないゲームなので特に知らなければいけないことはありません。シンプルですが癖があるので思ったようにはなかなか動かせないのも特徴です。

このゲームには目的がなく、ゲームクリアなどもないため、発売のためにバグをとったりなど洗練されたものではありません。むしろ、意図しない挙動や物理演算の荒ぶりなどでおかしなことになる山羊を眺めて笑うジョークゲームです。しかし、なかなかにボリュームがあり、好評のためかバリエーションも豊富に取り揃えられているので、不思議とハマって遊んでしまう魅力を持っています。

日本ではコミックマーケットなどの同人イベントで、個人やサークルがゲームを発表していました。昔はPC専用がほとんどだったこれらの個人製作のゲームは、インディーズゲーム市場の高まりと、ネットワークデータ技術の進歩により、今ではPS4というゲームハードでも手軽に購入して遊べるようになっています。

インディーズのゲームは国際的なイベントやゲーム業界の団体もあり、年々数を増やしています。大手ゲームメーカーの大作とは一味違った、斬新な発想からなるゲームの数々がこれからのゲーム業界を盛り上げていってくれるでしょう。